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 一連の“闇営業”問題で、反社会的勢力とのつながりを報じられた雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮がそろって、7月20日午後3時から都内で急遽会見を開いた。

【画像】宮迫さんとのマネジメント契約解消 吉本興業の発表文全文

(1)(2)に引き続き、会見の一問一答を掲載する。

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宮迫:そのあと、亮くんと話して「おそらくあの空気感、あの感じ、ひと月ふた月のばされて、うやむやにして(会見を)させてもらえないのではないか」という不信感がぬぐい切れなかったので、僕たちは自分たちに弁護士を付けることを選択しました。弁護士を通じて会話をし、そこからは話は進展し、期間もなんとなくではありますが、近日中にという方向性に向かっていました。それでも遅いです、遅すぎますがようやく会見を開けるという事で安堵しておりました。

■引退か契約解除か

 そして2日前、僕たちの弁護士さんのところに書面で、「僕と亮くん2人の引退会見、もしくは2人との契約解除、どちらかを選んでください」という書面が突然送られてきました。意味がわかりませんでした。引退ということもなく、謝罪会見をさせてもらえると思っていた僕たちはどうしたらいいのかわからなくなりました。でも僕たちが弁護士を付けるという選択肢をしたことで吉本興業も構えてしまったのかもしれません。

 僕たちの思いとはあまりにも違いすぎたので「岡本社長とお話しがしたい」という気持ちになりました。でも弁護士を付けた時点でしゃべることはできないということでしたので、僕たちについてくれた弁護士を一旦解除し、僕と亮くんは本社に行きました。そして社長と話せるようお願いをして部屋に通されました。

 来たのは弁護士さん2人だけでした。そして「2人の引退会見、それを拒むなら2人の契約解除、この決定は揺らぎません」と。「待ってください、僕は岡本社長とお話がしたい、僕たちの思いと違いすぎます」と。

「ならわかりました、せめて僕一人の引退会見、それで僕が全責任を背負ってやりますのでやらせてください」と言いました。「言うだけ言っておきますが。記者会見をやるなら明日の12時に引退会見です」と。もう、どうしていいかわかりませんでした。

「会見をするならば今から2時間後、こちらで考えているQ&Aを練習してもらいます」と言われました。そして会社を出て、亮くんと話し、会社主導の会見、僕たちがお願いしていた生放送ということも叶わず、そうなるくらいなら会社を辞めて自分たちでという判断になり、今日に至っております。

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「僕にはこの仕事しかない」