佐藤二朗「ドーン! イエ~イ! しゅるしゅる! これが大人の二日酔いの真実」 (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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佐藤二朗「ドーン! イエ~イ! しゅるしゅる! これが大人の二日酔いの真実」

連載「こんな大人でも大丈夫?」

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佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける

佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける

※写真はイメージです(写真/getty images)

※写真はイメージです(写真/getty images)

 肉が来ました。3人は当たり前のようにビールからマッコリに移行しています。上川さんは相変わらず烏龍茶です。当初は全員が、肉をひっくり返したり、皿を整理したり、各々それなりに仕事をしていたのですが、マッコリのボトルが3本目に差し掛かる頃には、酔っ払った3人はまるで役に立たなくなり、肉をひっくり返すのも、その肉を皆に取り分けるのも、タレがなくなってきた人の小皿にタレを補充するのも、全部、上川さんが1人でやっています。しかもニコニコと楽しそうに。

 そのうち、浅利陽介、池谷のぶえ、シーズン2から参加の森永悠希も合流し、宴は更にたけなわに。もうこの頃には僕は、ドーン! イエ~イ! しゅるしゅる! え? え何? ははははは! ひゃっほうい! イエ~イ! いえ~い! 家~意!って感じです。要するにベロベロです。なのに、上川さんは、まだ烏龍茶です。嬉しそうに酔っ払った後輩たちの話を聞きながら、相変わらず肉を取り分けたりしています。

 このあと、皆で宿泊先のホテルに戻り、桜乃の部屋で二次会。地方ロケの醍醐味、部屋呑みです。7人全員参加。僕を筆頭に皆、わりとベロベロ。そんな中、上川さんはやはり烏龍茶。鉄か。鉄の意志か。一方の僕、この辺りから記憶あやふや。あや&ふや。え? なんだって? 明日、朝5時半起き? ははははは、イエ~イ!

 ……で、翌日。つまり現在。撮影と同じく、二日酔い、順調に継続中。上川さん、爽やかな笑顔。僕、どんよりとした無表情。上川さん、溌剌とした動き。僕、新聞紙のような顔色。そして先ほど、控え室にカメ虫が出現。僕、軽く悲鳴。上川さん、率先してカメ虫をティッシュで包み、外に逃がす。皆から喝采。ちなみに上川さんと僕、同じ誕生日。同じ血液型。なのにこの差。大差。嗚呼、星座占いと血液型占いの信憑性たるや。

 そんな、頼れる兄貴な座長に率いられ、今日も楽しく、僕が二日酔いであることを除き、楽しく撮影は続いております。しかし、まあ、アレだね、天海祐希さんや大沢たかおさん、年下だけど小栗や孝之もそうだけど、「この人のためなら踏ん張れる」と思わせてくれる座長の元で仕事できるのって、スゲエ恵まれてるよね。うん。改めてそう思う。だからお願い。俺の体から、早く酒、抜けて。(文/佐藤二朗)


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佐藤二朗

佐藤二朗(さとう・じろう)/1969年、愛知県生まれ。俳優、脚本家。ドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの仏役や「幼獣マメシバ」シリーズで芝二郎役など個性的な役で人気を集める。ツイッターの投稿をまとめた著書『のれんをくぐると、佐藤二朗』(山下書店)のほか、96年に旗揚げした演劇ユニット「ちからわざ」では脚本・出演を手がける。

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