日本企業のパワハラ、セクハラがやまない背景とは? アホな上司の存在から読み解く (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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日本企業のパワハラ、セクハラがやまない背景とは? アホな上司の存在から読み解く

連載「アホから解放される相談室」

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田村耕太郎さん

田村耕太郎さん

“昭和的”上司は、まだまだいる模様(※イメージ写真)

“昭和的”上司は、まだまだいる模様(※イメージ写真)

 頂いた情報から判断しますと、かなり我慢の限界まで近づかれている印象を持ちます。ここでざっくり二つのオプションがあります。

プランA:こは人生のサバイバル本能を磨くところだ、と割り切って、さらに耐える。
プランB:思い切って人事に相談する。または辞職する。

 まず我慢の方ですが、人生はそもそも楽ではなく自分の思い通りにはいきません。

 そうなると忍耐力と不遇な環境への対応力をどこかで身に着けないと生き抜くことが難しいです。それが今かもしれません。

 若いうちに不条理をある程度経験してそれへの対応力をつけておくことはマイナスではありません。年齢を重ねてからの方が不条理への対応力への学び派難しくなってきます。

 私も比較的若いうちにとんでもない不条理を経験し、切れそうになりながらもなんとか耐えてきたので、それが今の財産になっています。

 人生に不条理はつきもの、というか、人生そのものが不条理という悟りを持つことで、だいぶ心が癒されます。しかし、何事にも限界があります。もし、忍耐力の限界を超えるような状況でしたらプランBに移りましょう。

 日本企業のパワハラ、セクハラがやまない背景には、転職市場の小ささがあります。

 欧米のみならずアジア含めた海外では、このような事例が少ないのは、こんな上司の下で働くことになったら皆すぐにやめるからです。日本は社員の人々のモビリティ(転職能力)が低いので、もっといえば、昔よりかなり変わってきたものの世界と比べると、“まだまだ新卒で入った社員の方々が転職してさらにいい職場を見つけるのが容易ではないので”化石のような人々が安心して部下をいたぶるのです。

 今年から世界は不景気になり、世界の好景気に頼って生きて来た日本はさらに厳しい経済情勢になります。そういう時に今の職場をやめて、さらにいい職場見つかるか、これは一つのリスクです。

 一方、日本は人口減少・高齢化で、若い人には空前の人手不足からくる売り手市場となっています。あなたの職種によっては不景気でも、転職のチャンスは少なくないかもしれません。


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