元貴乃花親方・花田光司氏 (c)朝日新聞社
元貴乃花親方・花田光司氏 (c)朝日新聞社

 「円満離婚」「笑顔でお別れ」というフレーズは、芸能人の離婚や破局の時によく使われる。別居や不倫などが原因で、離婚は時間の問題と言われるカップルもいれば、仮面夫婦に映っても、婚姻関係を続ける夫婦も少なくない。金銭問題や子どもの親権などをめぐる争いが表沙汰にならない限り、大抵は先のようなフレーズで「ご報告」される。

 今年も芸能界のさまざまな別れが伝えられたが、なかでも衝撃的だったのは11月下旬の元貴乃花親方・花田光司氏(46)と河野景子さん(54)の離婚だろう。しかも、離婚が明らかになった1カ月以上も前にすでに離婚が成立していたという事実がさらに世間を驚かせた。

 花田氏は、スポーツニッポンの取材に対して「お互いに夫婦として“卒婚”ということ。円満な夫婦が別れない、円満じゃないから別れる」と心情を語った。景子さんも「2人で話し合い下した決断です。共に歩んできた元夫への尊敬の念と感謝の心は失うことなくこれからの人生を進んで参りたいと思います」と夫婦で“卒業”を決めたことを明かした。

 その2日後には及川光博(49)と檀れい(47)が離婚を発表した。「仲良く過ごしてまいりましたが、互いが仕事に集中するあまり、時間的にも精神的にもゆとりがもてなくなってしまったのが実情です。笑顔で出した結論です」と連名のコメント。

 こちらは、文字通り『円満離婚』のようだ。

「花田氏と景子さんも、及川と檀も結局は別々の道を歩くことを選択したということ。どちらも離婚に際しての財産分与などはクリアになっているようですから、その意味では泥沼ではありませんが、やはり精神的、物理的なすれ違いが埋められなかったのでしょうね。一部では、それぞれに新しいパートナーの存在が見え隠れしているという噂も流れていますが……」と話すのはスポーツ紙記者だ。

 そして“永すぎた春”を迎えたのは竹野内豊(47)と倉科カナ(30)、長谷川博己(41)と鈴木京香(50)の二組の大物カップルだ。

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坂口友香

坂口友香

主に週刊誌の芸能記者として活躍。これまで写真誌、女性誌、男性誌など数多くの雑誌で取材執筆。

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