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 いつも言われっぱなしで頭に来ているあなたへ。討論番組に出るたび、“論破祭り”とネットで評判になるひろゆきが、思わず「そんな方法あり?」と思っちゃうような強力な武器を伝授します。新刊『論破力』(朝日新書)から、「難しいことを言ってくる人への対抗法」を紹介。思うままに他人を動かすテクニックとは?

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■揚げ足取りは、相手の知識レベルの確認

 討論番組とかでは、いわゆる「揚げ足取り」が付き物です。

 おいらは議論じたいそもそもエンタメだと思っているので、おいら的にはぜんぜんアリの初歩的テクニックなのですが、中には「揚げ足取りは、やめろ!」とか怒り出す人もいるわけです。

 ただ、揚げ足取りに対してちゃんと答えられないのであれば、その人の主張じたいがそこまで堅固なものではないということだと思うのですよ。

 議論の前提になる知識のない人に対して、きちんと説明できない人というのがたまにいて、それはじつは、その人自身が物事をちゃんと理解していないのではないかという気がするのですね。

 ちゃんと理解していたら、自分が理解しているとおりに口に出せばいいだけなので、わかっていない人が揚げ足取りをしてきても、別にイラつく必要はなくて、淡々とわかりやすく説明できるはずです。

 けれども、なんとなく「用語」で理解しているだけなのでしょう、前提の説明なしにさらに用語をちりばめて議論を展開するような人がいるわけです。

 たとえば、「ビッグデータって何ですか?」と聞かれて、ちゃんと答えられる人というのは案外少ない気がします。「単なる統計なんですよ」と言えば済む話なのですが、そう明確に説明できない人がけっこう多いと思います。

 たぶん、「ビッグデータというかっこいい名前だから、これまでとは決定的に違う何かがある」というふうに、勝手に誤解しているせいで説明できないのでしょう。本当は「ビッグデータといわれるものすごく大量のデータを使うからいままでの統計より精度が高いというだけで、基本は統計です」というだけなのですがね。

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ひろゆきさんが、わざと質問することとは?