片山さつき地方創生担当相の、襟にバッジを5つ付ける腕力 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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片山さつき地方創生担当相の、襟にバッジを5つ付ける腕力

連載「あの人ってば。」

矢部万紀子dot.#矢部万紀子
シルバーのギラギラのドレスで官邸に現れた片山さつき地方創生担当相

シルバーのギラギラのドレスで官邸に現れた片山さつき地方創生担当相

矢部万紀子(やべまきこ)1961年三重県生まれ、横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』

矢部万紀子(やべまきこ)1961年三重県生まれ、横浜育ち。コラムニスト。1983年朝日新聞社に入社、宇都宮支局、学芸部を経て「AERA」、経済部、「週刊朝日」に所属。週刊朝日で担当した松本人志著『遺書』『松本』がミリオンセラーに。「AERA」編集長代理、書籍編集部長をつとめ、2011年退社。同年シニア女性誌「いきいき(現「ハルメク」)」編集長に。2017年に(株)ハルメクを退社、フリーに。著書に『朝ドラには働く女子の本音が詰まってる』

 問題は、ここからだ。

「気に入っていただく」は、あくまでも「手段」のはずだ。手段を経て、初入閣という目的を達成した。そのお披露目に着る服を、派閥の長に委ねる。なぜ?

 一つ回答があるとしたら、さらなる「得」のため、さらに「気に入っていただく」という作戦だろう。手段で「得」をゲットし、その場をまた「手段」に使う。そうやって「得」を次々とゲットする。

 大蔵省に入省以来、それが彼女の出世哲学なのだろうか? だけど、それって、手段が目的化していませんか? 「気に入っていただく」の先にまた「気に入っていただく」がある。これでは「得」は、通過点になってしまう。初入閣はさらなる「得」のための通過点でなく、仕事をする「場」なはずなのに。

「気に入っていただく」だけで満足なのかなあ。大蔵省で「女性初」の職にたくさん就いた、その能力を仕事に発揮したくないのかなあ。それって、片山さつきという人を買いかぶりすぎかなあ。

 などなどあれこれ考えた翌日、彼女はシルバーのドレスで記念写真に納まっていた。「選んでいただく」はずの水色と黒はどちらも七部袖で、皇居での認証式にふさわしくないと内閣府の人に言われ、銀座のデパートに走って買った。そう報じられていた。

 という結末はさておき、ドレス問題を続ける。

 ファッションに興味のない人なら、百歩譲って「選んでいただく」のもいいとしよう。だが彼女は、自分がどう見えるかにすごく興味のある人だ。

 その証拠に、と力むほどではないが、片山さつき公式ホームページの「さつきフォトギャラリー」を見ていただきたい。43枚の写真が納まっているが、3枚目は横顔のアップ。長く整えられたまつ毛のさつき。まつエク? つけま? いずれにしても、こういう写真をホームページにあげる人が、ファッションに無頓着なはずがない。

 全閣僚の「記者会見」動画を見られる「政府インターネットテレビ」で、片山さんを見た。「第4次安倍改造内閣閣僚記者会見」以来、全7回、全部違うスーツを着ていた。彼女にしてみれば当然だろう。感心したのが、彼女の「バッジあしらい」。議員バッジ以外に4つも付けている。いつも。必ず。


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