インドで沈没していた僕を救ってくれた煙草の空き箱とアムリツァル駅 <下川裕治のどこへと訊かれて> (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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インドで沈没していた僕を救ってくれた煙草の空き箱とアムリツァル駅 <下川裕治のどこへと訊かれて>

連載「どこへと訊かれて」

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(毎週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(毎月)、「タビノート」(毎月)

アムリツァル駅。切符売り場の混雑だけは昔のまま

アムリツァル駅。切符売り場の混雑だけは昔のまま

 この店はパーンという噛み煙草も売っていた。これはキンマの葉に白いペーストを塗る。そのとき、おじさんの手にもペーストがついてしまう。

「おじさん、その空き箱はダメ。白いペーストが着いちゃったでしょ」

 僕はあのとき、アムリツァルの駅で、いったいなにをしていたのだろうか。

 しかし空き箱集めのおかげで、僕はインドを脱出することができた。

 アムリツァルの駅はそれ以来だった。駅舎の記憶はほとんどない。おそらく建て替えられた気がする。そもそもいまのように大きな駅ではなかった。

 今回、僕はこの駅で100ルピー、約160円の罰金をとられた。駅舎内は禁煙ということは知っていたが、駅の敷地内も禁煙とは知らなかったのだ。

 インドも変わった。


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下川裕治

下川裕治(しもかわ・ゆうじ)/1954年生まれ。アジアや沖縄を中心に著書多数。ネット配信の連載は「クリックディープ旅」(隔週)、「たそがれ色のオデッセイ」(毎週)、「東南アジア全鉄道走破の旅」(隔週)、「タビノート」(毎月)など

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