――相手を圧倒する試合でしたが、USオープンの経験が大きかったのでしょうか。
もちろん大きな大会で勝てるということは自分の糧にはなっているけれど、それは一番の理由ではありません。常にしっかりといいテニスをできたということで自信を持てたと思っています。ただ、USオープンで優勝したことは自分のテニスの糧になっていると思います。
――今日の試合では攻める気持ちが出た試合でしたか。
それほどでもなかったです。今日はフォアハンドのリターンを4本、アグレッシブに打とうと思っていましたが、2本は外れてしまいました。その時、強気でいこうかな、と思ったくらいです。
――サービスエースの調子が良かったと思ったが、調子はどうでしたか。
今日は間違いなくサーブはうまくできたと思っています。実際、不利な展開になりそうなところからも救ってくれたサーブだったので、そういう意味ではとてもうまくできたと思っています。
――オフの日をどう過ごしていますか。
NYにいた時は日本では「原宿に行きたい」「ジェットコースターに乗りたい」と思っていたけれど、実際はそんな時間はなくてちょっと残念です。大会が終わったら様子を見たいです。あと、カツ丼を食べたいということは皆さん知っていますよね? 今は大会中で減量しなければいけないので、終わってからの楽しみということで。
――グランドスラムで優勝して、大坂さんに大きな変化があったと思うが、どのように受け止めていますか。
私はインディアンウェルズでの優勝がUSオープンに準備をさせてくれたと感じています。そういったところも気持ちとしては経験ができたと、あの時の勝利が糧になったと思っています。USオープンは大きなスケールですが、まったく同じだと比べることはできませんが、それでも糧にはなりました。次の試合が東京であるということも助けになっていて、USオープンが終わったあと、しっかり切り替えようと思えたので、いい形で今大会に臨めたと思っています。今はこの大会に集中できているので、このまま頑張りたいです。
――今日の試合は100点満点ですか? もし違うのであれば、理由も教えてください。
それは私自身を採点するということですか?
――あなたの今日の試合です。
全体的に見て、80%くらいじゃないかと思っています。というのも、自分の上の限界がどこにあるか分かっていないので、今日が100%だとは言えないです。ただ今日の試合は良いサーブもできたので、高いレベルで試合ができたと思っています。エラーもそんなになかったので、良い試合ができたと自分で思っています。
(AERAdot.編集部・福井しほ)