■遅延型アレルギー検査を受ける女優も

 自分自身と向き合い、美しさに磨きをかける女優もいる。石原さとみ(31)だ。女性誌で「自分に合った美容を探す『研究』が大好き」(「マキア」9月号)と語っており、パーソナライズ診断にハマっている。肌診断をしてもらって基礎化粧品を選んだり、サロンでどんな髪質でどんなカラーが合うかをチェックしもらったり。なかでも遅延型アレルギーの検査を評価し、「食べるとなぜかお腹がはるな」と思っていた原因を明確に特定することができたという。

「真面目な石原さんらしいですね。インナーケアでは『菌活』がブームと石原さんは言ってます。免疫力アップのためにスタートしたそうで、納豆菌や乳酸菌の入ったサプリを摂っているそうなのですが、花粉症がひどく体質改善を狙っているんだとか。将来のことを考えて、今のうちからケアしているそうです」(同)

 人気女優たちの美容にかける情熱や最新の方法をいち早く取り入れる姿勢はまさにプロといった感じだが、女優の美容にかける思いを芸能リポーターの川内天子氏はこう分析する。

「女優たちが実践している美肌・美容法は主に野菜中心の食生活や菌活、睡眠、ジム通いといったものに集約されます。そういう意味で一般人とさほど変わらないと思います。ただ最新の美容法に関して情報が入ってくるのが早いので、いち早く試して効果があればそれにハマるというのも特徴です。ひところ白湯健康法をやっている芸能人も多かったですよね。また、お金をかけられるという意味では、最新の遺伝子やアレルギー検査、オーダーメイドのサプリなどを利用する女優も多くなっています。女優は“美”を売りにしているわけですから、とくかく美容情報に敏感です。女優たちが実践する美容法にアンテナを張っておけば、役に立つ情報もたくさん入ってくるでしょう」

 思わず見とれる美しさだが、天からの授かりものだけでなく、それをキープする努力の賜物でもあるようだ。(ライター・高梨歩)

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高梨歩

高梨歩

女性ファッション誌の編集者など経てフリーライターに。芸能やファッション、海外セレブ、育児関連まで、幅広いジャンルを手掛ける。活動歴は約20年。相撲フリークの一面も。

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