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発達障害とうつ発症 45歳ひきこもり主婦が子育て疲れと夫の浪費癖に向き合えた理由

連載「ぶらり不登校」

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「子どもの命を守ること」を最優先にやったこととは(※写真はイメージ)

「子どもの命を守ること」を最優先にやったこととは(※写真はイメージ)

 それでも「仕事さえできれば」とがんばっていましたが、仕事をやればやるほど「女のくせに」とバッシングされました。精神疾患にもなり3カ月間の休職をしたこともありまが、社内いじめは私が退職するまで続きました。

――なぜこんなにも露骨ないじめをしてくるのでしょうか?

 私が入社した建設会社では、女性社員といえば「おえらいさんのお嬢さん」しか採用されなかったんです。お得意先や役所に勤めている人のお嬢さんだからコネがあり、そのコネが仕事につながる。しかし私にそんなコネはありません。

 私を雇ったのは会社の方針かもしれませんが、「お前のせいで何千万円も損をしている」と言ってきた社員もいました。とくに営業部は私の入社に不満が強かったそうです。

――リョウコさんがひきこもり始めたのは退職後です。一番つらい時期ではなく、その時期を抜けたときに「痛みが吹き出す」のもよくあることです。リョウコさんの場合も、そうだったのでしょうか?

 たぶんそうだと思います。就職中は苦しいと感じることよりも「自分が悪いんだ」としか思っていませんでした。

――ひきこもっていたときはどんな状態だったのでしょうか?

 一日中、ずっと布団のなかにいて、ぐっすりと寝るわけでも、眼が覚めているわけでもないという感じでした。「仮眠」と「寝ぼけた状態」をくりかえすので、現実のなかにいるのか、夢なかにいるのかよくわからない、そういう状態です。

――ひきこもり中は「白昼夢を見ているようだった」という人もいます。

 まさにそういう感じです。なので私の記憶が正しいのかはわかりませんが、ほとんど寝っ放しですごしていたのは事実だと思います。

 この期間、炊事、洗濯、掃除など、家事はすべてできませんでした。外出もしませんし、お風呂に入ることも、規則的に食事をとることもできません。着替えや部屋の電気をつけることも、ままならないし、おそらく味覚も鈍くなっている状態でした。


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