放送開始から4年…「バイキング」を大躍進させた坂上忍の“覚悟” (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)
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放送開始から4年…「バイキング」を大躍進させた坂上忍の“覚悟”

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黒崎さとしdot.
坂上忍 (c)朝日新聞社

坂上忍 (c)朝日新聞社

「ときには感情をむき出しにして、忖度なしで本音を言う坂上さんのMCがじわじわと定着してきた。坂上さんの荒々しい仕切りでちょっと殺伐とした空気になったときに、ブラックマヨネーズやフットボールアワー、おぎやはぎなどの芸人がフォローする態勢ができているので、安心して見ていられる。横並びの他の局の番組と比べても、芸人やコメンテーターの出演者の数が多く、質も高いので総合的に見てバランスがいい」

 それにしてもすごいのは坂上の覚悟だ。ネットでは当然、坂上に対する批判の声もかなりあがっているが、そんなことは物ともせず、相変わらず出演者を煽っていく(ちなみに坂上はネットの反応などは一切見ないそうだ)。出演メンバーが生ぬるいコメントやポジショントークをしようものなら、ばっさりと斬っていく様子は、ある意味すがすがしい。こうした司会の姿勢には批判もあるが、それは本人も承知の上というところだろう。

 坂上といえば、もともと子役出身でその後も俳優として活動をしていたが、長らく不遇の時代を過ごした。それが2012年に「笑っていいとも!」にゲスト出演したあたりから毒舌キャラとして人気を集め、再ブレーク。子役時代からの大物芸能人とのつながりも多数あり、エピソードトークも満載。誰に対しても物怖じせず発言し、ギャンブルエピソードや低迷期の話、人道を外れた常識感覚など、話題に事欠かないことも起用され続ける理由だ。

 その「何でも言ってくれる」感覚が人気の理由だが、ネットでの反発も起こっており、制作側にも“覚悟”が伺える。

「視聴率が上昇していて、現状はいい状態だと思います。このところ低迷していたフジテレビの”復活の兆しのひとつ”の象徴とも捉えられますよね。ただし、歯に衣着せぬコメントが売りなのでハレーションもある。大相撲などのスポーツがらみの事件では、バラエティー班とスポーツ班の間で揉め事になることもあるそうです」(民放バラエティー番組制作スタッフ)

 視聴率では苦戦し続けているフジテレビ。しかし、対世間だけでなく局内でもさまざまないさかいを乗り越えて、なんとか上昇しようとしているようだ。今後の復活にも期待したいところだ。(ライター・黒崎さとし)


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