北川景子
北川景子

 女優の北川景子(31)が6月11日、都内で行われた映画「パンク侍、斬られて候」(30日公開)の完成披露試写会に出席した。芥川賞作家の町田康氏が2004年に発表した同名小説を原作とした同映画。撮影中のエピソードを聞かれた北川は、「猿を抱くシーンがあるんですが、猿ってこんなに可愛いんだってビックリしました。癒やされましたね。猿は女性に響くと思います」と告白。すると、そのコメントを聞いていた主演の綾野剛(36)が、「『猿は女性に響く』って名言だな。素晴らしい」と笑みを浮かべた。

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 綾野を感心させた北川の発言は、撮影の感想で終わらずコメントの中に印象的な言葉を織り交ぜたところに高い知性を感じさせる。だが、今回だけでなく北川の頭の良さを感じさせるエピソードは多い。テレビ情報誌の編集者は言う。

「例えば、料理は絶対に失敗しないところもそうでしょう。バラエティー番組で言ってましたが、クックパッドなどのレシピ通りに作り、余計なアレンジもなし。しかも、『大さじ2』と表記されていたらきっちり『大さじ2』を計るとか。ゆえに、和食や洋食から中華までさまざまなジャンルの料理が得意だそうです。レシピをきちんと理解して正しく行動に移し、面倒な計量も無視をせずおいしい料理が作れるのは頭が良い証拠でしょう」

 確かに、料理ができる人は頭が良いというイメージは強い。しかも、レシピを理解していても手際が悪いと失敗することが多く、失敗しない北川は段取り力も高いということだろう。

 そんな北川だが、料理だけでなく買い物からも頭の良さがうかがえる一面が。頭の良い人は、何も考えずに買うのではなく必要なモノだけを購入しようとするが、北川も同様。服を衝動買いしたい気分になると、処分できる手持ちの服の枚数を考えてから買うというのだ。服が増えないように努め、手元の洋服は10着が目安で、増えると業者に引き取ってもらう。食器も不必要なモノは買わないなど、ムダを極力抑えた生活を送っているようだ。 

 さらに、女優デビュー作となった「美少女戦士セーラームーン」(TBS系)のオーディションでの話。当時、これといった特技もなかった北川は「芋版画彫り」を披露することを決意。実際、本番では正座をして芋に審査員の名前を静かに彫り続けたという。結果は合格となり、「芋を彫って受かったので申し訳なかったんですけど」と謙遜していたが、オーディションという緊張感の中、淡々と芋を彫れる集中力は凄い。北川のように、どんな状況でも集中して取り組むことができるのも頭が良い人の特徴と言えるだろう。加えて、「数字にも強い」と言うのはスポーツ紙の芸能担当記者だ。

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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