・もともと車は持っているのに、それに加え、小さな車をもう一台購入。いったい誰のための車なのか…。

・高橋が東京に行った時には必ず岡村のマンションに泊まり、わざわざ「高橋の部屋」と呼ぶ専用の寝室まで用意してくれていたのに、最近は「ちょっと、散らかっているから、リビングで寝てくれる?」と家の奥の方に入れてくれなくなった。何か見られたくないものがあるのか…。

 などという話も昨年までは聞こえてきていたが、最新情報を高橋に尋ねると、なんともリアルな現実が伝わってきた。

「ここ最近の岡村は、休みになると関西に戻ってきて、男飯、サウナ、マッサージ、小一時間ほど時間があったら1円パチンコ。この前も飯会の後、雨が思いっきり降ってて、お店のスタッフさんから『傘をどうぞ』と渡されたのですが『一つでいいです』と言って、僕と47歳のオッサン同士の相合傘で喜んでました。なので、今田さんや徳井のスキャンダルには(置いてけぼりになるのではと)敏感になっています」(高橋)

 高橋いわく、携帯電話の写真ファイルに入っているのは高校の同級生と東京湾で海釣りをした際の魚(マゴチ)の写真くらい。

「半年以上ジムにも行ってないらしく、韓国でのシミ抜きも微妙に終わったそうなので、今年は結婚、いや女性とのお付き合いは諦めかけてる感じですね…」(高橋)

 3人とも恋は停滞気味となっているが、そこを脱却するカギを握っていると言われているのが、独身芸人界のレジェンド・坂田利夫だ。

 今田も岡村も「坂田師匠に先に(結婚を)してもらわないと、順番を乱すわけにはいかない」と普段から話していたりもするが、2015年に自宅で右大腿骨を骨折し、人生初の入院生活を送ったという出来事があって以来、周りも坂田に「良い人が本当にいないものか…」とより一層、強くゴールインを願うようになっていった。

 独り身の寂しさからか、オリジナリティーあふれる防犯システムをとっていることも芸人仲間の中ではよく知られた話。

 マンションに入る前に、自分の家ながら、インターフォンを鳴らす。そして、何分か待って、もし中に泥棒などがいた時に、逃げるスキを与える。さらに念入りに、ドアを開けてからも「おい、中にいるのは分かっているぞ!」と部屋の中に叫ぶ。ここまでして逃げるスキを与えてから、家の中に入る。さらに、さらに、それでも泥棒と出くわしてしまった時のために、最後の手段として「分かった、お金を出すから」と泥棒をタンスの引き出しの前まで連れていき、引き出しの中に隠してあるメリケンサックで撃退するというシナリオを描いている。

「ただ、もう年齢的にも、メリケンサックをはめたとて、逆にそれを奪われる確率の方が圧倒的に高いでしょうし、一日も早い、良き伴侶の出現をみんなが願っています」(劇場スタッフ)。

 現段階ではなかなか進展が見られない大物独身芸人の恋愛事情だが、もし何かしら変化があれば、一気に連動して事が進むことも考えられる。良き流れが訪れることを、坂田を中心にしっかりと注視していきたい。(中西正男)

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中西正男

中西正男

芸能記者。1974年、大阪府生まれ。立命館大学卒業後、デイリースポーツに入社。芸能担当として、故桂米朝さんのインタビューなどお笑いを中心に取材にあたる。取材を通じて若手からベテランまで広く芸人との付き合いがある。2012年に同社を退社し、井上公造氏の事務所「KOZOクリエイターズ」に所属。「上沼・高田のクギズケ!」「す・またん!」(読売テレビ)、「キャッチ!」(中京テレビ)、「旬感LIVE とれたてっ!」(関西テレビ)、「松井愛のすこ~し愛して♡」(MBSラジオ)、「ウラのウラまで浦川です」(ABCラジオ)などに出演中。著書に「なぜ、この芸人は売れ続けるのか?」。

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