そんなちゃめっ気たっぷりの2人はコンビ愛も強い。M-1で優勝するまで、同じアパートに10年間同居していたのは有名な話だ。
「2人はお互いを思いやる気持ちがすごいんです。伊達は、ロケ先でおいしいものを見つけると、富澤のホテルの部屋まで持ち帰ったりするそうです。富澤は、伊達のために携帯の充電器を何個も持ち歩いてるとも語っていました。コンビ愛を語るバラエティー番組で伊達が『もし富澤に何かあって、死んだりしたら、僕はこの世界を辞めます』と宣言していたのは印象的でしたね」(同)
そんなコンビ愛の強い2人が、同じくらい愛を持っているのが地元・東北だ。東日本大震災の復興への支援活動に人一倍情熱を注いでいる。
「地震発生時、2人は津波被害のあった気仙沼市でロケ中で、スタッフとともに被災したんです。発生から間もない3月16日には早くも復興基金プロジェクト『東北魂』を立ち上げ、同名のもと、チャリティーライブなどの被災地支援活動を行っています。さらに『東北魂TV』(BSフジ)というコント&ロケ番組までスタートさせ、被災地を支援しています。先日、こうしたチャリティーの義援金が4億円を超えたことがニュースにもなりました。伊達が『我々2人で全てを寄付したみたいな捉え方をされてしまいそう』と一部報道に注釈をつける事態もありました。復興に真摯に向き合い、汗をかいている姿も、好感度上昇に繋がってるのは間違いありません」(スポーツ紙の芸能担当記者)
面白いだけではなく、人格も兼ねそろえているこのコンビ。実は大御所芸人たちからの支持も厚いという。
「『あいつらはうまいからな。いい腕してるからな』と太鼓判を押しているのがビートたけし(71)。自身が出演芸人を決めるネタの特番に、何度もサンドウィッチマンを指名し、出演させています。幅広い層の心を捉える彼らの漫才スタイルに好感を抱いているようです。また、ダウンタウンの松本人志(54)もたびたび絶賛しています。『パッとテレビをつけたときにネタを見たいなと思う貴重なコンビ』とバラエティー番組で評価したこともあります」(前出の編集者)