村上アシシ氏(撮影:ONE PHOTO/Y.Arai)
村上アシシ氏(撮影:ONE PHOTO/Y.Arai)
対談する山本一郎氏(左奥)と村上アシシ氏(撮影:ONE PHOTO/Y.Arai)
対談する山本一郎氏(左奥)と村上アシシ氏(撮影:ONE PHOTO/Y.Arai)

 半年間で1000万円以上を稼ぐ、経営コンサルタントの村上アシシ氏。残り半年は著述家、サッカーのプロサポーターとして世界を飛び回っている。そんな村上氏が、働き方と稼ぎ方のノウハウを伝授する『半年だけ働く。』を上梓。そこへ個人投資家で作家の山本一郎氏が「それは村上氏だけができること」だと噛み付いた!?

【対談する山本一郎氏と村上アシシ氏】

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山本一郎(以下、山本):村上さんって昔から独特だったじゃないですか。ようやく「フリーランスのためのなんたら……」と言い始めてメインストリームに寄ってきた。遅えよ、と(笑)。

村上アシシ(以下、村上):サッカーの世界からやっと“こっち”に出てきたという感じはありますね。今回、『半年だけ働く。』を出版したのは、僕が10年以上実践してきた、“半年間働いて、半年は好きなサッカー観戦で世界を飛び回る”というライフスタイルを世に出したかったからです。

山本:「フリーランス」とひとことでいってもいろんなパターンがあるけれど、世の中の働き方改革は、フリーランスはずっとフリーランスである前提、サラリーマンはずっとサラリーマンのように見えますよね。硬直化しているようにも感じます。

村上:まさにその通りです。それらを分ける壁は今や高いものではなくて、フリーランスをやってみてダメだったらまた会社員に戻ればいいという文脈になっているのに、それがあまり伝わっていない。業界によっては、フリーランスになるリスクは限りなくゼロに近くなってきている現実を僕は伝えていきたいんです。

山本:ちょっと待ってくださいよ。それは村上さんに稼ぐ能力があるからできることなのではないですか。半年で1000万円稼げるんだったら通年働けば単純に2000万円以上稼げる計算になります。がんばれば上場企業の社外役員だってできるお立場でしょう。対立軸として、「年収150万円で自由に生きる」と言って高知に移住したイケダハヤトさんは消耗している。

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