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歯科医が歯周病治療を間違えて抜歯に… 失敗しない歯科選びのポイントとは

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歯周病は治療で症状が改善しても、その後も定期的なメインテナンスが必要。一生付き合うつもりで歯科医師を選ぼう(※写真はイメージ)

歯周病は治療で症状が改善しても、その後も定期的なメインテナンスが必要。一生付き合うつもりで歯科医師を選ぼう(※写真はイメージ)

978-4023315075@日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方@朝日新聞出版@778

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 歯を失う原因は、むし歯だと考えている人は多いでしょう。しかし日本人が歯を抜かなければならなくなる原因のトップは、歯周病です。日本歯周病学会と日本臨床歯周病学会の共著として発刊した書籍『日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)から、歯周病のいい歯科医師選びの方法を紹介します。

*  *  *
 歯科医院に通院している患者さんの中には、これまで5軒、10軒と歯科医師を変えてきた人がたくさんいます。むしろ最初に受診した歯科医師が自分にピタリと合い、気に入ってずっと通い続けているほうが稀まれなのではないでしょうか。

 歯科医師を変更した理由はさまざまですが、中でも多いのは、治療に納得できないというケース。初診の段階で「ここで治療を続けるのは不安」「合わない」と感じることもあれば、治療が進む中で納得がいかないことが出てくる場合もあります。

■「歯周病の知識が乏しい歯科医」を受診してしまった30代女性の悲劇

 歯周病の場合、残念ながらあまり歯周病の知識がない歯科医師が間違った治療や指導をして、かえって悪化させてしまったというケースがあるのは事実です。

 38歳の女性の患者さんは、4カ月にわたり歯科医院に通っていたにもかかわらず、歯周病が進行して4本の歯がグラグラに。「これはおかしい」と思い、歯周病専門医の資格をもつ歯科医師を受診しました。すると前に通院していた歯科医師がおこなっていた「歯周病の治療」は歯の表面の汚れを落としていただけ。歯石はまったくとれていなくて、専門医から見たら、とても歯周病の治療とはいえないものだったのです。

 この女性の場合、なんとか残せそうな歯は再生治療をして、どうしても救えない歯は抜くことになりました。歯を失うのは誰にとってもショックですが、30代という若さ、しかも未婚の女性です。患者さんにしてみれば「せっかく通院していたのになぜ」と悔しかったことでしょう。



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