人間関係で“我慢”はNG 脱するポイントを元自衛隊メンタル教官が解説 (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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人間関係で“我慢”はNG 脱するポイントを元自衛隊メンタル教官が解説

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【図1】 我慢は3倍のエネルギーを消費する

【図1】 我慢は3倍のエネルギーを消費する

【図2】 「自信低下→疲れの増大→自信低下…」という悪循環のメカニズム

【図2】 「自信低下→疲れの増大→自信低下…」という悪循環のメカニズム

 こうして、「我慢」すると、本来の作業量に加え、感情関連のエネルギー消耗が3倍も大きくなってしまうのです。つまり我慢は「疲労」を増加させるのです。

【我慢のデメリット2】 被害者意識が大きくなりやすい

 さて、1倍で済むはずだったところを3倍のエネルギーを消耗して、コピーが終わりました。これ以上貴重なエネルギーを消費されないよう、あなたは無意識に周囲に対する警戒心を高めます。「もう、これ以上、自分に仕事をふるなよ」という警戒です。

 そこへ、上司が再び登場して、「明日までの企画書、できた? 今日中に一度見せて」と言います。実は、上司はあなたを助けたい気持ちで言っていたとしても、今のあなたには、急かされているようにしか聞こえません。目の前で、のほほんと座っている後輩の姿も目に入ってこようものなら、「なんで私ばっかり……」と思ってしまいます。

 このように我慢ばかりしていると、知らないうちに自分の中の「被害者意識」が大きくなってしまいます。

【我慢のデメリット3】 自信が低下し、世の中への警戒心が強くなる

 我慢は自己否定です。我慢ばかりをしていると、無意識のうちに「私の感覚、私の意見は、重要ではない」というメッセージを自分の心の中で反芻してしまいます。自分の感性を否定するのだから、「自信」を失ってしまいます。

 自信を失い、気分も沈みがちになり、疲れがたまっていくと、とうとう、その我慢もできずに爆発してしまいます。そして、そのことでまた、大きく自信を失うのです。

 自信が低下すると、いっそう警戒心が強くなります。自己のイメージが縮小すると、相対的に「世の中は危険」というイメージを拡大するからです。

 こうなると、危険な世の中に対しては警戒しなければならない。イライラや不安、ビクビクすることが増え、どんどん疲れていく。そして、さらなる自己嫌悪を感じ、また疲れやすくなるという悪循環に陥りがちになります。


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