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“世紀の一戦”メイウェザー対マクレガーが「世紀の凡戦」になる可能性

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杉浦大介dot.
注目を集めるメイウェザー(左)vsマクレガー(右)戦(写真:getty Images)

注目を集めるメイウェザー(左)vsマクレガー(右)戦(写真:getty Images)

 ボクシングの無敗の5階級制覇王者、フロイド・メイウェザー・ジュニア(米国)のカムバック戦が8月26日(日本時間27日)に行われる。対戦相手は総合格闘技団体UFCのコナー・マクレガー(アイルランド)。ボクシングマニアからは“安易な金儲け”と批判される一方で、米国のスポーツファンの間で爆発的な話題を呼んでいる。“ファイトウィーク”に入って以降、競技の垣根を超えた異色のマッチアップはスポーツ界の注目をほぼ独占していると言っても大げさではない。

 ボクシングルールではボクサーのメイウェザーが断然有利とみなされる中、今戦がボクシングでのデビュー戦となるマクレガーはどんな戦い方を選ぶか。メイウェザーは今回も安全運転するのか、それともラストファイトと公言して臨む一戦では派手なノックアウトを狙ってくるのか。そんな試合内容、結果と同様に、いや、ある意味ではそれ以上に、この荒唐無稽とも思えるビッグイベントがどんな興行成績を叩き出すかにも注目が集まる。

「格闘技史上最大のイベントだ。世界中で10億に及ぶ家庭で視聴されるだろう。すべての予測は凄い数字が出ることを指し示しているよ」

 電話会見の際、UFCのダナ・ホワイト代表はそう述べていた。実際にこの試合成立直後、ESPN.comは入場料収入で7710万ドル、ペイパービュー(PPV/料金を払って番組を注文し、視聴する)売り上げで4億7500万ドルを叩き出すと予想していた。その他、グッズ、スポンサー収入など合わせ、予想される興行収入は6億610万ドル。これは2015年5月のメイウェザー対マニー・パッキャオ戦の興行収入6億2350万ドルに匹敵する数字である。

 近年のボクシング界ではビッグファイトはほぼすべてPPVで放送され、その数字がビジネス面の成功のバロメーターとなっている。ボクシング放送におけるPPV売り上げのベスト5は以下の通りだ。

1位 メイウェザー対パッキャオ(2015年5月2日)
460万件(PPV売り上げ収入4億1000万ドル)

2位 オスカー・デラホーヤ対メイウェザー(2007年5月5日)
240万件(1億3600万ドル)

3位 メイウェザー対サウル・アルバレス(2013年9月14日)
220万件(1億5000万ドル)

4位 マイク・タイソン対イベンダー・ホリフィールド2(1997年6月28日)
199万件(1億20万ドル)

5位 マイク・タイソン対レノックス・ルイス(2002年6月8日)
197万件(1億1200万ドル)

注・PPV番組の値段はその都度異なるため、売り上げ件数と収入の順位は必ずしも一致しない


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