ブリッジの寿命は歯で決まる! 現役歯科医が教える予防ケア

朝日新聞出版の本

2017/07/24 07:00

【Q:ブリッジをした部分はほかの歯と同じようにみがけばいい?】

A:汚れがたまりやすいすき間部分は特別なケアが必要

 ブリッジは固定式で、見た目の違和感もないため、ついほかの歯と同じように扱いがちです。しかし実際はブリッジにすることで、プラークがたまりやすい部分がでてきます。特に不潔になりやすいのが、両隣の支える歯とポンティックの間、ポンティックの裏側などです。支台歯とポンティックの間は歯ブラシだけではみがきにくいので、歯間ブラシやワンタフトブラシ、ブリッジ用のフロスを使用するのがおすすめです。

 しっかりみがけているかどうかをチェックするためにも、3カ月~1年に1回など、定期的に歯科医院で診てもらうことも不可欠です。

「天然歯には『自浄作用』がありますが、ポンティックにはそれがありません。ブリッジは自分の歯よりもむし歯や歯周病になりやすいという意識をもってケアすることが大切です」(大久保歯科医師)

【Q:ブリッジをした歯がむし歯になったら?】

A:ブリッジを壊して治療することもあります

 支台歯がむし歯になった場合、神経が残っていれば痛みが出てきます。歯周病は初期には痛みが出にくいですが、重度になると痛むこともあります。

 初期のむし歯の場合はブリッジをしたままで治療できることもありますが、進行しているとブリッジを壊して、治療する必要が出てきます。むし歯の治療が終われば再びブリッジを作り直して装着できますが、その分の費用は負担しなければなりません。

「ブリッジを入れてからまだ日が浅い」「高額なブリッジを入れた」といった理由などでどうしてもブリッジを壊したくないという場合は、装着したままで、できる範囲で治療してもらうことも可能です。

 ただし、その場合の治療には、限界があることを知っておきましょう。

 たとえむし歯になっても定期的に歯科医院でチェックしていれば、軽症のうちに見つけられて、ブリッジを壊さなくてすむ可能性が大きいのです。

【監修】
鶴見大学歯学部病院 補綴科 教授 大久保力廣(おおくぼちかひろ)歯科医師

(取材・文/中寺暁子)

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