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公立中高一貫校の受検対策で大切なのは「◯◯の生活」

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ニュースについて親と話し合うことも大切(※イメージ写真)

ニュースについて親と話し合うことも大切(※イメージ写真)

カンペキ中学受験 2018

朝日新聞出版

978-4023315808

amazonamazon.co.jp

 首都圏の中学受験では、公立中高一貫校と私立中を併願する受験生も多いが、その試験の内容や対策法は異なる。公立に合格する秘訣はなにか。受験対策のポイントについて、中学受験情報誌「カンペキ中学受験2018」(朝日新聞出版)から抜粋してお届けする。

*  *  *
 公立中高一貫校の入試は、学校教育法により、学力検査を行ってはいけないとされている。そこで代わりに実施されているのが「適性検査」と呼ばれる試験。国算社理に特化せずに、各教科横断型の問題が出される。記述式の解答が多いのも特徴だ。塾に通わなくても解ける問題とされているが、教科の知識がないと一筋縄ではいかないような難問も出題される。たとえば今年の小石川中教では、木と金属のベンチを例に、熱の伝わり方について自ら考えたことを記述する問題が出された。

 安田教育研究所の安田理代表は、受検対策は「普段の生活が大事だ」と話す。

「小学校の勉強がベースとなるので、まずは学校の授業を大切にすることが重要です。記述問題が多いので、よく本を読んだり文章を書いたりするのが得意な子どもは有利です。博物館や美術館に行く、ニュースについて親と話し合うなど、普段から好奇心を高め、思考力や表現力を養っておくといいでしょう」

 合格するには、過去問を練習するなどの対策も必要だ。公立一貫校専門のコースを開設している塾や通信講座もあり、多くの子どもが利用している。

 設置当初は公立一貫校と私立中で、受験をする層が分かれていたが、最近では併願者が多くなっている。安田代表は次のように言う。

「公立一貫校は開校までの準備期間が長く、カリキュラムが入念に検討してつくられています。地域との結びつきが強く教育にも協力的です。また、ほとんどの子どもが第一志望なので最初からモチベーションが高いですね。一方、私立は、長年培ってきた文化的な風土がある。一般に英語教育は、公立よりも優れています」

 首都圏では約1万6千人の子どもが公立一貫校を受検するが、残念ながら8割以上が不合格になる。その受け皿として、私立中は「適性検査型」「思考力型」などの特色入試を設けている。栄光ゼミナール入試サポート部課長・山中亨さんは、私立中入試の活用を勧める。

「公立一貫校は、その地域で全校が同じ日に検査を行うので、公立しか受けないと、いきなり本番を迎えることになります。その前に、私立中を受験して入試の空気に慣れておくと、落ち着いて本来の実力を出すことができます」


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