絵本はたくさん読んでくれたけど、絵本の次のステップにはどんな本がいいんだろう? そんな悩みを抱えるママ・パパに向けて、幼年童話を中心に、絵本から読みものへの橋渡しとなるおすすめの一冊を紹介します。
あらすじ
「ぼくは、ときどき ういている。ちょっとだけね。そのときによって ちがうけど、だいたい 20センチか 30センチくらい」「まわりからは、ただ ぼんやりしているように みえるらしくて、しかられたり、わらわれたり、おいていかれたりする」……こんなふうにはじまる小学生のお話。
主人公の一平くんは、授業中に窓の外をながめたり、みんながサッカーボールを蹴るときもひとりで空を見ていたりします。遠くを飛ぶ、飛行機が気になるみたい……。そんなとき一平くんは地面からちょっとだけ浮いています。
だけど、いやなことばかりでもありません。だって、浮いていると思いがけないものが見えるから。ある日、自分と同じようにふわっと浮いている、山田ほのかちゃんを見つけて……。一平くんとほのかちゃん、ふたりの出会いとおしゃべりを描いた童話。
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