大会初出場で5位と健闘した三原舞依。(写真:Getty Images)
大会初出場で5位と健闘した三原舞依。(写真:Getty Images)

 フィンランド・ヘルシンキで開催されているフィギュアスケートの世界選手権は、現地時間3月31日に女子フリースケーティング(FS)が行われ、エースの宮原知子(19)が欠場となった日本勢は、三原舞依(17)の5位が最高。来年2月に行われる平昌五輪での最大出場枠「3」を逃す厳しい結果となった。

 各国上位2名の合計順位が「13」以内であれば、来年の平昌五輪で3枠の出場権を手にできる今大会。ショートプログラム(SP)で15位と出遅れた三原は、ほぼ完璧な演技でFS自己ベストを更新し、合計197.88点で5位に入った。

 しかし、SPで9位の樋口新葉(16)、同12位の本郷理華(20)は共にジャンプの転倒などミスが響いて得点が伸びず、樋口が11位、本郷が16位でフィニッシュ。2006年トリノ五輪から3大会連続で勝ち取ってきた五輪の最大出場枠「3」を逃した。

 優勝はロシアの女王エフゲニア・メドベージェワ(17)。FS(154.40点)と総合得点(233.41点)で自身の持つ世界記録を更新する圧巻の演技で2連覇を達成した。2位にはケイトリン・オズモンド、3位にはガブリエル・デールマンのカナダ勢2人が入った。