【12球団見どころ・巨人編】高橋監督に否応なく問われる“30億円補強”の成果 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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【12球団見どころ・巨人編】高橋監督に否応なく問われる“30億円補強”の成果

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巨人のユニホームに袖を通し、笑顔を見せる陽岱鋼選手。左は高橋監督=2016年12月19日、山口裕起撮影 (c)朝日新聞社

巨人のユニホームに袖を通し、笑顔を見せる陽岱鋼選手。左は高橋監督=2016年12月19日、山口裕起撮影 (c)朝日新聞社

 2012年からのリーグ3連覇の後、2年連続で優勝を逃している巨人。「3年連続V逸」回避のために、球団は総額30億円(金額は推定)もの大金を投じた大型補強を行った。

 まずFA(フリーエージェント)では、DeNAから山口俊、ソフトバンクから森福允彦、日本ハムから陽岱鋼と、史上初となる同一シーズンで3人の選手を獲得した。トレードでは、日本ハムから吉川光夫と石川慎吾、楽天から柿澤貴裕が加入。さらに新外国人としてマギーとカミネロを獲得し、ドラフト以外で8人の選手が新たに巨人のユニフォームを着ることになった。

 ポジション別に見ると、山口俊と吉川光は左右の先発投手で、森福は左のセットアッパー、カミネロはクローザー候補と、それぞれ役割が異なる。野手も陽岱鋼は走攻守揃った外野手で、マギーはクリーンアップ候補の内野手。左打ちの長距離打者である柿澤と、身体能力が高い右打ちの外野手の石川は、ともに将来を期待される20代前半の若手選手と、メンバー的には多種多様なバランスの良い補強と言えそうだ。

 ドラフトでは、本指名の7人と育成枠が8人の計15選手を獲得した。特に1位の吉川尚輝(中京学院大)は開幕スタメンも期待される二塁手だ。2~4位の畠世周(近畿大)、谷岡竜平(東芝)、池田駿(ヤマハ)はいずれも大学、社会人出身の投手で、7位の廖任磊(リャオ・レンレイ、台湾・開南大)も含めて、即戦力重視の指名となっている。

 昨年までの顔ぶれが一新されそうなほどの大補強だが、キャンプからここまでの過程を見ると、必ずしも順調とは言えそうもない。菅野智之、マイコラス、田口麗斗、内海哲也らに続く先発に期待される山口俊は、右肩違和感にインフルエンザもあって大幅な出遅れとなり、開幕には間に合いそうもない。FA組では、野手の陽岱鋼も下半身の張りで沖縄2次キャンプのメンバーから外れた。13年の楽天日本一の立役者となったマギーも、4番候補に期待されながら、オープン戦では打率1割台と不振が続いている。ドラフト1位で即レギュラーが期待された吉川尚も、上半身のコンディション不良で、キャンプは三軍スタートとなった。


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