そして、日本時間深夜になると、競泳の予選がスタート。注目は何といっても男子400m個人メドレーに出場する萩野公介と瀬戸大也のライバル対決だろう。「トビウオジャパン」の先陣を切って戦う2人は、ともにこの種目のメダル候補。米国のチェイス・カリシュや20歳の新星ジェイ・リザーランドら強豪もいるが、萩野と瀬戸の一騎打ちが予想される。

 女子も話題のスーパー女子高生、弱冠16歳の池江璃花子が100mバタフライに登場。この種目ではスウェーデンの短距離女王サラ・ショーストレムが圧倒的な速さをほこり、ほかにも実力あるベテランや伸び盛りの若手選手がひしめくが、勢いに乗る池江も目標である決勝進出をめざす。

 日本時間朝にはロンドン五輪で銀メダルに輝いた、ウェイトリフティング48kg級の三宅宏美が登場。2大会連続のメダルを狙う。ほかにも金メダル候補の筆頭、体操の内村航平ら男子予選、32年ぶりの五輪出場となる水球男子予選、女子バスケットボール予選、五輪新競技の7人制ラグビー女子予選、決勝が行われる射撃の男子エアピストルなどに注目だ。

(文・高樹ミナ)