ビールの王冠のギザギザ数から美味しい注ぎ方まで 日本ビール検定が面白い 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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ビールの王冠のギザギザ数から美味しい注ぎ方まで 日本ビール検定が面白い

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合格者に付与される合格認定証

合格者に付与される合格認定証

改訂新版 日本ビール検定公式テキスト

日本ビール文化研究会監修

978-4408133607

amazonamazon.co.jp

 突然だが、ビールに関する問題を一つ。

Q.夏目漱石のある小説の最後のシーンでは、主人公がビールに酩酊してしまう様子が描かれている。その小説を次の選択肢より選べ

(1)こころ (2)坊ちゃん (3)三四郎 (4)吾輩は猫である

 一般社団法人日本ビール文化研究会が主催する日本ビール検定(愛称:びあけん)は、ビール文化の普及と発展を目的に2012年にスタートした。20歳以上なら誰でも受験でき、これまでに約13000人が受験している。第4回目となる今年は、10月4日に、札幌・東京・名古屋・大阪・福岡の5都市で開催予定だ。

 冒頭で紹介した問題の正解は、(4)吾輩は猫である。案外簡単だな、と油断してはいけない。びあけんには1級から3級まであり、これは3級の模擬問題だ。

 1級ともなると、「明治時代、日本麦酒の社長を務め、日本初のビヤホールを銀座にオープンさせるなど経営手腕を発揮した人物で、後年『東洋のビール王』とも呼ばれた人物名を答えよ」「ビールの仕込工程において、麦汁を煮沸することによりできるタンパク質の塊を何というか、カタカナ4文字で答えよ」など、難しい問題が多く出題される。ちなみに、一問目の正解は「馬越恭平」、二問目は「ブルッフ」。前回1級を受験した269人のうち合格したのは13人と、実に合格率4.7%の狭き門なのである。

 びあけん合格者が特に役に立ったと話すのは、3級で出題されることが多い、ビールの美味しい注ぎ方、「3度注ぎ」のやり方だ。

(1)1度目は、グラスの底面を目指して勢いよく注ぎ、グラスの半分以上まで泡立てる
(2)粗い泡が消えたら2度目を注ぐ。泡立てないように静かに注ぎ入れ、グラスの9割程度になったらストップする
(3)再び泡が落ち着き、きめ細かい泡になったら3度目を注ぐ。グラスの縁から泡が盛り上がるように慎重に注ぎ入れて完成させる

 また、「世界で最初に缶ビールが発売された国は?」など、飲みの席で披露したら盛り上がりそうな問題も多い。世界初の缶ビールは1935年、アメリカで誕生した。

 では、最後の問題。「びんビールの王冠のギザギザの数はほぼ統一されているが、その数は?」

 正解は「21個」。物を安定して支えるには3点が最も安定するという力学から3の倍数で試行錯誤がなされた結果、現在の「21」になったということだ。ちなみに形が似ていることから「王冠」と名付けられたが、英語でも瓶ビールの蓋は「Crown」というそう。

 梅雨も明けて、いよいよビールの季節到来。冷たいビールを飲みながら、ビールの勉強をしてみるのも一興かもしれない。

【関連リンク】
日本ビール検定公式サイト
http://www.beerken.com/


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