最近話題の「プチプラ」をご存知だろうか? プチプラとはプチプライスの略で、プチは安価や少額という意味を表し、コスメやファッション、雑貨などで高価ではないけど可愛いものを指す言葉として使われている。主婦層にも浸透しているプチプラについて、その実態を調査した。
株式会社ぱどが、東京・神奈川・埼玉・千葉在住の20~60代の主婦857人にインターネット調査をしたところ、主婦の節約美容法は「0円で今すぐできる」がキーワードとなっていることがわかった。
まず、スキンケアやメイクにかける時間を聞いたところ、朝のスキンケアにかける時間は52%が3分未満、メイクにかける時間は67%が10分未満と回答。「日焼け止めのみ」「コンシーラーや化粧下地のみで、ファンデーションはしない」という声も多数あったという。
次に、スキンケアやメイクにかける金額を聞いたところ、化粧水や乳液といったスキンケアにかける金額は、月平均で半数以上が2000円未満だった。また、フェイスクリーム、美容液、パックなどを使ったスキンケアは、そもそもしていないという人が半数という結果に。
メイクについては、化粧下地、アイブロー、アイシャドウ、マスカラ、チーク、口紅、各項目において50%以上が月平均2000円未満という回答だった。つまり、スキンケア・メイクともに、ひと月に2000円以上のコスメを購入する人は半数以下ということになる。
では、主婦の人たちはどこで化粧品を購入しているのだろうか? 購入場所について聞くと、70%がドラッグストアと回答。購入の際に参考にするものとして、インターネットの口コミサイトが最も多い38%となった。一方、購入する際に、知名度やパッケージを気にすると回答した人は2割以下に留まったことから、知名度が低くても、口コミサイトの情報などによって、機能や効能面を重視した商品選びをしていることが伺えた。
では、そんなコストパフォーマンス重視の主婦たちお気に入りのプチプラ美容法は何だろうか。
1位 フェイスパックの余った美容液で全身保湿
2位 ティッシュをコットン代わりに使ってフェイスパック
3位 街頭で化粧品のサンプルをゲットする
4位 化粧水は安いものを大量につかう
5位 ハンドクリームを多めに塗った上にビニール手袋をして家事をする
特に多かったのが、フェイスパックやクリームなど、顔に使って余った保湿成分を首、デコルテ、ひじ、かかとなどに塗るというもの。美容法というよりも節約術に近い気がするが、20代~60代まで年齢を問わず多くの主婦が実践しているようだ。
他にも「米のとぎ汁で洗顔する」「料理で余った卵白をパックに使う」「賞味期限切れのヨーグルトでパックする」などの驚きのアイデアも。余った食材を美容に使うというのは主婦ならではといえるかもしれない。
確かに、プチプラ美容法というよりも節約美容法という感は否めないが、主婦の知恵には学ぶことが多いのに変わりはないようだ。余った食材で、ツルツルお肌を手に入れてみては?