夏の中年を襲う「4大悪臭」、その正体と予防法とは (2/4) 〈ダイヤモンド・オンライン〉|AERA dot. (アエラドット)

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夏の中年を襲う「4大悪臭」、その正体と予防法とは

※写真はイメージです(GettyImages)

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 疲労臭とはアンモニア臭のこと。たんぱく質が分解するとアンモニアが発生する。アンモニアは有害なので肝臓で尿素に変換される。

 しかし疲労すると肝臓のパフォーマンスが落ちてしまい、処理できないアンモニアが血中に残ってしまうのだ。それが汗腺からガスとなって広がる。

 疲労臭は若者にはほとんどない。肝臓が元気だからだ。毎日の飲酒や暴飲暴食で中高年の肝臓はクタクタ、その結果、疲れた中年は体中がおしっこ臭くなる。

 ストレス臭は加齢臭に続いて資生堂が発見した。ストレス下にあるとジメチルトリスルフィドとアリルメルカプタンという2成分のガスが皮膚から放出される。そのニオイは硫黄化合物系、生ゴミなどのいわゆる腐敗臭だ(資生堂、緊張によるストレスで皮膚から特徴的なニオイが発生することを発見)。

●少年にはない男臭さの正体

 これら4つのニオイ以外にも、「男臭さ」というものがある。

 少年の汗はさわやかだが、中年の汗はよどんでいる。これは例え話ではなく、実際にそうなのだそうだ。

 10代と40代では汗の組成が違うのだ。10代の汗はただの汗だが、中年の汗にはホルモン様物質であるアンドロステロンの分泌量が急増、これが皮膚の表面にいる細菌に代謝されアンドロステノンとなる。このアンドロステノンが男臭さの原因だ。

 人間にはアポクリン腺とエクリン腺の2種類の汗腺がある。エクリン腺は全身に分布し、体温調整のためにかく汗が分泌され、99%が水だ。

 対してアポクリン腺は、興奮や緊張した際にかく汗を分泌する。

 中身も異なり、後者は皮脂やタンパク質を多く含む。つまりアポクリン腺から出る汗が常在菌の餌になり、臭いの元となる。

 大手生活用品メーカーのライオンがかつて行った調査によると、女性のニオイを不快に感じる男性の比率はわずか15%。一方、男性のニオイを不快に感じる女性の比率は100%という。臭い男性にとっては絶望的な調査結果である。

 汚れた洗濯物のニオイについても、夫婦仲が良い人たちの多くが「安心する」などの好意的なコメントだったが、夫婦仲が良くない人たちは「絶対、くさいのイヤ」などと答えたとのこと。ニオイの許容度で夫婦仲がわかるのかもしれない。

 ライオンはこうした調査などをもとに、アンドロステノンの生成をアンズの種が抑制することを発見した。

 それにしても資生堂といい、マンダムといい、ライオンといい、中高年のニオイを発見するのは日本の企業ばかり。意外なところで、日本企業が凄さを発揮している。


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