米国大統領を祀る「ハワイ大神宮」の知られざる歴史とは? 移民と神社の深い関係 世界が目まぐるしく動いているので、目を離すとすぐに情勢についていけなくなりそうな気配である。このような時でもやはり日本はのんびりしている。平和な時代が続くとどこの世界でもこんなふうになってしまうのかもしれない。 dot. 4/30
江戸時代の物流を支えた主要街道 入り口に建立された“六地蔵”とは 江戸に政治の中心を置いた徳川家康は、江戸の町の整備に力を注いだ。特に河川の付け替えや街道の整備は時間と資金をかけて大々的に行なっている。中でも幕末に日本を訪れた外国人たちを驚かせた道路の立派さは、大名の参勤交代の需要もあって、道幅や設置する設備なども幕府から指示が出され整備・維持された結果といえよう。 dot. 4/16
寺と神社の違いとは? 日本特有の宗教の成り立ち お寺で柏手を打つ人を見たりすると違和感を覚えたりするが、よくよく考えてみたらお寺と神社がはっきりと分かれたのは、明治時代以降であり、たかだか150年ちょっとの歴史しかない。それ以前の1000年以上の間、お寺と神社の間にははっきりとした線引きはなく、お寺が神社の管理をしたり、仏像が普通に神社に祀られていたりしたのだ。 dot. 3/26
19日から二十四節気「雨水」 季節のズレは輸入のため? 全国各地から大雪の情報が流れてくるが、暦上では今は春である。日本には、いくつかの暦が存在していて、通常使うカレンダー(西洋暦/グレゴリオ暦)、旧暦と呼ばれる太陰太陽暦(日本では天保暦を使用)、そして季節を表す言葉として使われる二十四節気などがある。 dot. 2/12
大河「鎌倉殿の13人」で描かれる源頼朝と鶴岡八幡宮の深いつながりとは NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、いよいよ源頼朝が挙兵を決意し、鎌倉幕府が開かれようとする時代へと移ってきた。関東の神社仏閣を巡っている筆者にとって、源頼朝という名は、彼の信心深さのせいか数多くの寺社の歴史の中に刻まれている。この平家に対する挙兵の際、頼朝は伊豆国一宮・三島大社に大願成就の祈願をしている。 dot. 1/29
明日は閻魔様のご縁日 閻魔信仰の本当の意味とは? 今ではすっかり忘れられた言葉に「藪(やぶ)入り」というものがある。江戸時代には特に盛んになったが、商家などに勤める奉公人たちが、年に2回、親元などに帰ることのできる休日のことをこう呼んだ。 dot. 1/15
寅年は十二支で「最強」の年? 深い関わりがある戦国武将とは 令和3年もあと1週間になった。アジア地域には干支という年の数え方があり、来年は寅年で、特に九星と重ねて「五黄(ごおう)の寅」(音を縮めて「ごうのとら」と呼ばれることも)年と呼ばれる36年に一度の年回りである。 dot. 12/25
今日が命日の沢庵和尚 反骨の僧とたくあん漬けの逸話とは 大根がおいしい季節になった。一年中お店に並んでいる野菜ではあるが、青首大根の旬は12~2月頃らしいので、昔の人はこれを保存しておくために漬物に加工するようになったのだろう。中でも“たくわん漬”は今や日本を代表する保存食のひとつと言えるのではないだろうか。この“たくわん漬”、実はお坊さまの名前からきているという説が有力である。それが沢庵宗彭(たくあんそうほう)で、江戸時代初期に活躍した臨済宗の禅僧なのである。 dot. 12/11
万葉集の時代からあった紅葉狩り 遠出せずとも楽しめる都内の穴場は? すでに見ごろを過ぎてしまった地域もあると思うが、関東では今来週あたりが見ごろを迎える紅葉の季節である。ずっと自粛を強いられていたせいもあろうが、高尾山や日光などの有名どころは、大混雑をしているらしくニュースにもなっていた。 いったい、日本人はいつ頃から「紅葉狩り」を楽しんでいたのだろうか。 dot. 11/27
「安産祈願の祭神」となった歴代最年少で亡くなった平家の天皇と落人伝説 歴代天皇の中で最も若くして亡くなったのは安徳天皇で、唯一戦乱により命を失った天皇でもある。11月12日(旧暦)はそんな安徳天皇の誕生日であったが、この天皇は現在、新生児の守り神ともなっている。安産祈願へ出向く「水天宮」の祭神が安徳天皇なのであるから。 dot. 11/13
あの日を忘れない どんな人にも「忘れられない1日」がある。それはどんな著名な芸能人でも変わらない。人との出会い、別れ、挫折、後悔、歓喜…AERA dot.だけに語ってくれた珠玉のエピソード。 この話題の記事をすべて見る