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岡村詩野

岡村詩野

(おかむら・しの)

プロフィール

1967年、東京都生まれ。音楽評論家。音楽メディア『TURN』編集長/プロデューサー。「ミュージック・マガジン」「VOGUE NIPPON」など多数のメディアで執筆中。京都精華大学非常勤講師、ラジオ番組「Imaginary Line」(FM京都)パーソナリティー、音楽ライター講座(オトトイの学校)講師も務める

岡村詩野の記事一覧

Soggy Cheeriosの直枝政広と鈴木惣一朗はやんちゃ坊主なベテラン 新作「III」にも進化の軌跡
Soggy Cheeriosの直枝政広と鈴木惣一朗はやんちゃ坊主なベテラン 新作「III」にも進化の軌跡 80年代から活動するキャリアたっぷりの2人のミュージシャンが2013年に組んだユニット、Soggy Cheerios(ソギー・チェリオス)。普段はカーネーションのソングライター、ヴォーカリスト、ギタリストとして活動する直枝政広と、WORLD STANDARD(ワールド・スタンダード)名義での作品リリースのほか、プロデュースや執筆などでも活躍する鈴木惣一朗。ロックやポップ・ミュージックを骨の髄まで知り尽くした旧知の2人が、3作目のアルバム「III(スリー)」を発表した。
大友良英の「いだてん」劇中音楽は音で学ぶ日本文化近代史
大友良英の「いだてん」劇中音楽は音で学ぶ日本文化近代史 今年もまもなくフィナーレを迎えるNHK大河ドラマ。毎年なにかと視聴率が取り沙汰されるが、俳優、映画監督、ミュージシャンなどとして、多くの表現手段を持つ宮藤官九郎が脚本を担当した今年の「いだてん」は、とりわけ音楽ファンから注目を集め続けている。大きな理由の一つが、明治以降の大衆文化というニュアンスを見事に表現した劇中音楽担当の大友良英の仕事だ。
米グラミー賞にノミネートされた日本の環境音楽のアルバムはどんな音楽なのか
米グラミー賞にノミネートされた日本の環境音楽のアルバムはどんな音楽なのか  米音楽界で最も権威ある音楽賞とされるグラミー賞のノミネート作品、アーティストが今年も発表された。  世界各国のチャートでアルバム「When We All Fall  Asleep,Where Do We Go?」が1位を獲得した17歳の女性アーティストのビリー・アイリッシュ、おおらかでメロディックな歌世界をアルバム「i, i」で昇華させたボン・イヴェール、アルバム「Cuz I Love You」で迫力あるボーカルを聴かせた黒人女性アーティストのリゾらが複数の部門でノミネートされている。
「空気公団」山崎ゆかりが初のソロ・アルバムで大事にしたのは「言葉の人」としての自分
「空気公団」山崎ゆかりが初のソロ・アルバムで大事にしたのは「言葉の人」としての自分 歌への静かな思いを集中させた、唯一無二の存在としてシンパも多い「空気公団」。昨今、見直されているAOR(アダルト・オリエンティッド・ロック)やシティ・ポップといったソフト&メロウで都会的なポップスへの踏み込みを、いちはやく洗練されたオリジナル曲と透明感あるヴォーカルで形にしてきた。
デビュー10周年を迎えたシャムキャッツのアルバム「はなたば」は幼なじみの成長の証し
デビュー10周年を迎えたシャムキャッツのアルバム「はなたば」は幼なじみの成長の証し 曲そのものはもちろんいい。演奏も溌剌としていて躍動感たっぷりだ。だが、それ以上にシャムキャッツという4人組のバンドから感じるのは、気の置けない仲間と長くつきあっていくことの意味、信頼できる友人同士のつながりがどれほど大切であるか。そんな当たり前のことだ。デビューから今年で10年を迎える。
デジタル配信主流の時代に面倒なアナログ・レコードがいまだ人気のワケ
デジタル配信主流の時代に面倒なアナログ・レコードがいまだ人気のワケ 世界規模でアナログ・レコードが再評価されるようになって久しい。と言っても、近年特に注目されるのは、ダウンロードや定額制配信サービスなどを通じてPCやスマホで聴くスタイルと、レコード・プレーヤー(ターンテーブル)にレコードを載せて聴くスタイル、どちらも利用しながら自在に音楽を楽しむ人が増えているということ。
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