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iPhone映画祭、エントリー無料。

文・内藤みか

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 5月22日に銀座のアップルストアで開かれた『第2回iPhone3分映画祭』に私も作品を出品した。とても面白い試みで、集まった14作品は、iPhoneで撮影、編集したものがほとんどだった。iPhoneのみならず、最近のケータイはハイビジョン撮影ができたり動画を編集できたりとかなり便利なのだ。

 私はムービーを作るのは、これで2度目。それなのに無謀にもiPhone映画祭に乗り込んだ。知り合いが日舞&ピアノという面白いコンビを組んでいるので、それを記録しておきたい、どうせなら大勢の人に観ていただきたい、というのが出品の動機であって、イケメンを撮影する口実として映画祭を使ったわけでは、決してない。

 撮影は3月のある日、下北沢で行った。せつない失恋ソングを弾き語るイケメン、そしてその隣で日舞を踊るイケメン。ミスマッチにも思えるのに、彼らはなぜか息がぴったり合っている。ピアノをBGMにしている日舞は彼らのが初めてだけど、本当にいい。

 そしてiPhoneアプリで動画を繋げていく作業も簡単で、コタツで寝転びながら、動画をモノクロに加工し、曲に合わせてシーンを重ねていくと、ほんの半日ほどで3分間のPVができあがった。全編モノクロで2度目のムービーとしては我ながらなかなかのカッコ良さとなった。

 上映会では大スクリーンに動画が映し出された。会場は入場無料とはいえ100人を超す来場者で超満員で立ち見の人も。ケータイで撮影した動画なのに、大きく引き延ばされても綺麗に映ってビックリした。私の番は14作品中10番目。自分が書いた原稿が読み上げられることは多々あれど、自分が撮った映像が注視されるのは初だったため、流れた瞬間、指先がひどく冷たくなるほどの緊張が襲った。

 曲が終わり、上映終了後、一瞬の沈黙が場内にあった。ああ、全然ウケなかったのかなと怯えたが、それは余韻のような静けさであり、その後温かい拍手をたくさんいただけて、大感動した。

 当然といえば当然だけれど私は入賞はできなかった。けれど「監督」と呼ばれるといういい気分を味わったし、撮影したイケメンズも一緒に上映を観賞してくれたし、充分すぎるほど楽しめた。

 さて次は、どのイケメンのどんな映画を作ろうかな!


※ 出品PV「それでも好きな人」はこちら

※ iPhone3分映画祭公式ブログはこちら


(更新 2011/5/26 )


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プロフィール

内藤みか(ないとう・みか)

 小説家、エッセイスト。山梨県出身。デビュー当時「ケータイ小説の女王」の異名をとリ、現在も電子書籍サイトのダウンロードランキング常連。「年下男恋愛」「イケメン」についてのコンテンツを作り続け、「イケメン評論家」としても活動。近年はイケメン恋愛ゲームのシナリオや、芝居の脚本も手がけるように。『夢をかなえるツイッター』などSNSに関する著作も。近著に『誰も教えてくれない Facebook & Twitter 100のルール』。twitterアカウントは @micanaitoh

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