【2022 AMAs】ライオネル・リッチー、<アイコン賞>受賞スピーチで若いアーティストたちに“インスパイアしましょう”と自覚を促す
【2022 AMAs】ライオネル・リッチー、<アイコン賞>受賞スピーチで若いアーティストたちに“インスパイアしましょう”と自覚を促す

 2022年11月20日に行われた【アメリカン・ミュージック・アワード】(AMAs)で<アイコン賞>を授与されたライオネル・リッチーが、受賞スピーチで“若いスーパースター”たちに、その特別な立場におかれていることへの自覚を促した。

 プレゼンターを務めたスモーキー・ロビンソンは、“ブラザーで友人”と呼ぶリッチーにこの栄誉を贈り、二人がしばしば混同されることについてジョークを飛ばした。彼が、「僕はこれまで何回も、“ああ、あなたの音楽が大好きです!今まであなたが作ったものは全部持っています。これにサインしてくれませんか、ライオネル?”と言われて来ました」と述べると大きな拍手が湧き、「そう言われるたびに、“愛を込めて、ライオネル・リッチー”とサインしています。そして彼も同じようにしてきました。彼はよく人に“ああ、スモーキー、本当に大好きです!”と言われるから、“愛を込めて、スモーキー・ロビンソン”とサインしているんです」と明かした。

 リッチーのキャリアを祝うトリビュート映像は、1983年の米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”のNo.1ヒット「オール・ナイト・ロング」を皮切りに、ロビンソン、ニーヨ、ケイティ・ペリー、シャナイア・トゥエインが彼を称賛するという内容だった。動画でニーヨは、「明らかに、崇高なる力がライオネル・リッチーを器として選びました」と語り、リッチーと一緒に『アメリカン・アイドル』の審査員を務めているケイティが、「彼の手はまるで魔法の杖のようで、“はい”って感じなんです」と相槌を打っている。

 これまで17回【AMAs】で受賞しているリッチーはステージに上がり、<アイコン賞>のトロフィーを渡してくれた“ライオネル”に感謝しつつ、“僕の子どもたちをまとめてくれた(それぞれの)母親たち”やマネージャーのブルース・エスコウィッツ、そして“僕に対応しなければならないから、実は僕より大人”だという約40歳年下の恋人のリサ・パリジに感謝の言葉を述べた。そして72歳のスーパースターは、ステージでの残り時間を“若いスーパースター”と話すことに費やした。

 彼は、「神はあなたに光を与えてくれました。その光は特別です。その光は数少ない人にしか与えられません。“ヒップ”(格好いい)という言葉を聞いたとき、それは今日を意味します。“インスパイアリング”(感動的)という言葉を聞けば、それは永遠を意味します。もしその光を浴びる機会があるのならば、神が何を計画しているのか理解してほしいのです。あなたの車や服が素敵だと言っているのではありません。彼は……彼、彼女、母、神……は、あなたがインスピレーションを与えるために選ばれていることを伝えようとしているのです。この機会を利用してください。その光はあなたに注がれているのです。インスパイアしましょう。神の祝福がありますように。ありがとうございました」と述べた。