カニエ・ウェスト、自分役を演じてほしい俳優を明かす
カニエ・ウェスト、自分役を演じてほしい俳優を明かす

 現地時間2022年10月5日、カニエ・ウェストことイェーが、自身の人生を描いた映画で主役を演じて欲しい俳優を明かした。

 カニエが、黒い背景に「イェーの映画で、俺を演じるのは誰?」と白い文字で書かれた画像をインスタグラムに投稿すると、コメント欄にはマイケル・B・ジョーダンやデンゼル・ワシントン、さらにはカニエ本人の名前が書き込まれたが、彼自身はある【アカデミー賞】受賞者に狙いを定めているようだ。

 彼は、投稿のキャプションに「私の一押しはジェイミー・フォックス。最も偉大な天才の一人だ」と綴った。2005年の【アカデミー賞】にて、映画『コラテラル』で<助演男優賞>にノミネートされたジェイミーは、受賞は逃したものの、故レイ・チャールズを演じた『Ray/レイ』でその年の<最優秀男優賞>に輝き、さらに素晴らしい賞を手にしていた。同作では、【ゴールデン・グローブ賞】と【全米映画俳優組合賞】も受賞している。

 また今週頭、カニエはパリのファッション・ウィークで行った自身のショーに“White Lives Matter”と書かれたシャツを取り入れたことで炎上し、その後、このショーを批判した米ヴォーグのファッション・エディターのガブリエラ・カレファ=ジョンソンを、SNSを通じて公に侮辱したことで非難を浴びていた。

 彼は後に、ガブリエラと直接話し合ったことを明かしていた。現地時間10月4日のインスタグラムへの書き込みで、ガブリエラを“俺のシスター”と呼ぶと、「今日の午後5時にガブリエラと2時間にわたり会ったとみんなに知ってもらわなければならない、それから俺たちはフェルディで夕食をとった」と綴っていた。

 さらには、「彼女がトレバー・ノアや他の黒人たちのように、俺の表現について話すために利用されているように感じたんだ」と続け、米ヴォーグ編集長のアナ・ウィンターが、バズ・ラーマン監督に自身とガブリエラの会話の撮影を依頼したと主張していた。「俺たちは、お互いに傷つけ合ってしまったことを謝罪した。実はすごく気が合った。二人とも自分たちのものではない世界で受け入れられるために戦ってきたから」と彼は説明していた。