【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』通算10週目の首位、メガデス初登場3位

2022/09/12 13:07

【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』通算10週目の首位、メガデス初登場3位
【米ビルボード・アルバム・チャート】バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』通算10週目の首位、メガデス初登場3位


 バッド・バニーの『Un Verano Sin Ti』が返り咲き、通算10週目の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
 1位に初登場した5月21日付から今週まで、非連続で通算10週目の首位を獲得した『Un Verano Sin Ti』。首位獲得週が10週を上回ったのは、昨年の1月~3月に同10週を記録したモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』以来で、2022年のチャートでは1月~3月にかけて9週を記録したディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックを上回り、最長記録を更新している。
 2000年代に入ってからBillboard 200で首位獲得週が10週を上回ったのは、以下の作品に続く9作目のアルバム。なお、サンタナの『スーパーナチュラル』は1999年に3週、2000年に9週の計12週間1位をマークした作品だが、総獲得週と換算して2000年以降の作品としている。
(年)は初めて1位を獲得した週
12週 サンタナ『スーパーナチュラル』(1999年10月30日)
11週 テイラー・スウィフト『フィアレス』(2008年11月29日)
24週 アデル『21』(2011年3月12日)
13週 サウンドトラック『アナと雪の女王』(2014年1月18日)
11週 テイラー・スウィフト『1989』(2014年11月15日)
10週 アデル『25』(2015年12月12日)
13週 ドレイク『ヴューズ』(2016年5月21日)
10週 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(2021年1月23日)
11週 バッド・バニー『Un Verano Sin Ti』(2022年5月21日)
 『Un Verano Sin Ti』の初登場週から今週までの順位変動、週間ユニットは以下のとおりで、18週間連続でTOP2をキープした。この記録は、ステレオ・アルバムとモノラル・アルバムの集計をひとつにした1963年8月以降、初の快挙(最長記録)となる。
5月21日 1位(274,000ユニット)
5月28日 2位(182,000ユニット)
6月4日 2位(155,000ユニット)
6月11日 2位(141,500ユニット)
6月18日 1位(137,000ユニット)
6月25日 2位(129,000ユニット)
7月2日 2位(121,000ユニット)
7月9日 1位(115,000ユニット)
7月19日 1位(110,000ユニット)
7月23日 1位(105,000ユニット)
7月30日 1位(103,000ユニット)
8月6日 1位(98,000ユニット)
8月13日 2位(104,000ユニット)
8月20日 1位(108,800ユニット)
8月27日 2位(108,000ユニット)
9月3日 1位(105,000ユニット)
9月10日 2位(106,000ユニット)
9月17日 1位(99,500ユニット)
 通算記録は10週目だが、初登場の5月21日付から1位に返り咲いたのは5回目で、通算6回目の首位を獲得したことになる。6回を上回ったのは、2011年3月12日~2012年6月23日付までに通算10回を記録したアデル『21』以来、約10年ぶりのアルバム。
 『Un Verano Sin Ti』が今週記録したユニット数は99,500(6%減少) で、その内訳96,000(6%減少) がアルバム・ストリーミング、3,000がアルバム・セールス(6%減少) 、500(%減少) がトラックによるユニットだった。アルバムの週間ストリーミング数は1億3,541万回を記録している。
 続いて、今週2位にはモーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』が先週の5位から再浮上し、初登場した2021年1月23日付からのTOP10ランクイン総週を86週目に更新した。これで、サウンドトラックを除く最長記録を保持していた『ピーター・ポール&マリー』の85週を上回り、アーティスト名義のアルバムとしては歴代最長記録を塗り替えたことになる。
Billboard 200(1956年3月24日~)TOP10ランクイン総週記録
(年)は初めてTOP10入りした年
173週 サウンドトラック『マイ・フェア・レディ』(1956年)
109週 サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)
106週 サウンドトラック『ウエスト・サイド物語』(1962年)
105週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『サウンド・オブ・ミュージック』(1960年)
90週 サウンドトラック『南太平洋』(1958年)
87週 オリジナル・キャスト・サウンドトラック『キャメロット』(1961年)
87週 サウンドトラック『オクラホマ!』(1956年)
86週 モーガン・ウォレン『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(2021年)
85週 ピーター・ポール&マリー『ピーター・ポール&マリー』(1962年)
 なお、順位は上昇したが『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』の週間ユニットは5%減少の48,000に下降していて、全体数が低いことを物語る。
 今週3位に初登場したのは、米カリフォルニア州ロサンゼルスで結成されたヘヴィメタル・バンド=メガデスの新作『ザ・シック、ザ・ダイイング…アンド・ザ・デッド!』。初動ユニットは48,000で、その内訳アルバム・セールスが45,000、アルバム・ストリーミングが3,000 (360万回)だった。
 メガデスがBillboard 200で初めてTOP10入りしたのは30年以上前の1992年で、同年8月1日付で最高2位を記録した『破滅へのカウントダウン』から通算8作目のランクインを果たした。
2位『破滅へのカウントダウン』(1992年)
4位『ユースアネイジア』 (1994年)
10位『クリプティック・ライティングス 』(1997年)
8位『ユナイテッド・アボミネイションズ』(2007年)
9位『エンドゲーム』(2009年)
6位『スーパー・コライダー』(2013年)
3位『ディストピア』(2016年)
3位『ザ・シック、ザ・ダイイング…アンド・ザ・デッド!』(2022年)
 先週1位に初登場したDJキャレドの新作『ゴッド・ディド』は、週間ユニットが58%減少の45,000に急落して今週4位にダウン。5位は、ハリー・スタイルズの『ハリーズ・ハウス』(43,000ユニット/ 2%増加)が先週の9位から上昇し、6位はビヨンセの『ルネッサンス』(41,000ユニット/ 12%減少)が同位をキープ。7位は、ロッド・ウェーブの『Beautiful Mind』が先週の8位から上昇したが、週間ユニットは17%減少の36,000に下降している。
 8位には、ザ・ウィークエンドのベスト盤『ザ・ハイライツ』(29,000ユニット/ 1%増加)が再びTOP10入りし、先週3位に初登場したTWICEの『BETWEEN 1&2』は、週間ユニットが73%減少の28,000まで下降して今週9位に順位を落とした。
 続いて、今週10位には米ニューヨーク州出身のシンガー・ソングライター=ロメオ・サントスの新作『フォーミュラ Vol. 3』がデビュー。初動ユニットは26,000で、その内訳アルバム・ストリーミング(3,310万回)が23,500、アルバム・セールスが2,000、トラックによるユニットは500をそれぞれ獲得した。
 『フォーミュラ Vol. 3』は、最高18位を記録した前作『ユートピア』(2019年)から約3年半ぶり、通算5枚目のスタジオ・アルバムで、2011年リリースの1st『フォーミュラ Vol. 1』(9位)、2014年の2nd『フォーミュラ Vol. 2』(5位)、2017年の3rd 『ゴールデン』(10位)に続く、4作目のTOP10入りを果たした。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月16日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『Un Verano Sin Ti』バッド・バニー
2位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
3位『ザ・シック、ザ・ダイイング…アンド・ザ・デッド!』メガデス
4位『ゴッド・ディド』DJキャレド
5位『ハリーズ・ハウス』ハリー・スタイルズ
6位『ルネッサンス』ビヨンセ
7位『Beautiful Mind』ロッド・ウェーブ
8位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
9位『BETWEEN 1&2』TWICE
10位『フォーミュラ Vol. 3』ロメオ・サントス

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