エミネム、メンタル・ヘルスと中毒の苦しみについてラップすることは“セラピー”と語る
エミネム、メンタル・ヘルスと中毒の苦しみについてラップすることは“セラピー”と語る

 エミネムが、2022年6月21日に公開された米SiriusXM Shade 45チャンネルの『Sway in the Morning』に電話出演した際、メンタル・ヘルスと中毒の苦しみについてライムを書くことが”セラピーのよう”になっていると明かした。

 スウェイ・キャロウェイが司会を務めるこの番組で、早い時期から自身の楽曲でメンタル・ヘルスなどのテーマを取り上げてきたことで、何か自分に変化はあったかと聞かれると、エミネムは、「ラップ・ミュージックの素晴らしいところは、自分の人生の多くをそこに込めることができることだと思う」と述べてからしばらく沈黙してしまった。スウェイと共演者たちは数秒間の間に耐えかね、「えっと、それでおしまいですね?」と言いながら爆笑し始めた。

 するとエミネムも笑いながら、そこから話をどう広げようか考えていたと説明し、「ちょっと言葉に詰まってしまった」と話した。気を取り直して彼は、「(ラップに人生を込めるのは)セラピーのようで、俺にとってはずっとそんな感じだったんだよ」と続けている。

 そのまま彼は、自身のシェイディー・レコードからリリースされたウェストサイド・ブギの新作「More Black Superheroes」を称賛し、「タイトルから何から全てが最高だ。彼がどんどん良くなっていくのを見るのは、信じられないほど素晴らしい。そして、このアルバムには彼の人生がたくさん織り込まれている。言ってる意味分かるかな?それってセラピーのようだと思うんだ」と述べている。

 エミネムの最新リリースは、バズ・ラーマン監督の『エルヴィス』サウンドトラックに収録されているシーロー・グリーンとのコラボ作「The King & I」だ。