【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ8週目の首位、コダック・ブラック初登場2位

2022/03/07 13:50

【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ8週目の首位、コダック・ブラック初登場2位
【米ビルボード・アルバム・チャート】『ミラベルと魔法だらけの家』サントラ8週目の首位、コダック・ブラック初登場2位


 『ミラベルと魔法だらけの家』のサウンドトラックが8週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
 『ミラベルと魔法だらけの家』が今週獲得したユニット数は80,000(11%減少)で、そのうちアルバム・ストリーミングが68,000(11%減少)、アルバム・セールスが10,000(16%減少)、トラックによるユニットは2,000(10%減少)といずれも前週から10%以上数字を落としているが、2位以下とは2万以上の差をつけ8週目のトップに立った。週間ストリーミングは、今週も1億116万回と好記録を維持している。
 過去5年間で首位獲得週が8週を超えたアルバムは、昨年10週をマークしたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(今週3位)と、2020年に同8週を記録したテイラー・スウィフトの『フォークロア』の3作のみで、次週9週目を獲得すれば単独2位に浮上する。
 続いて2位には、コダック・ブラックの新作『Back for Everything』が初登場。初動ユニット60,000の内訳、アルバム・ストリーミングが57,000、アルバム・セールスはわずか3,000で、全体のほとんどをストリーミングによるポイントが占めた。週間ストリーミングは、全19曲で8,400万回を記録している。
 『Back for Everything』は、2020年11月にリリースした前作『Bill Israel』から約1年半ぶり、通算4枚目のスタジオ・アルバムで、ミックステープ『Project Baby 2』を含む4作目のTOP10入りを果たした。
3位『Painting Pictures』(2017年)
2位『Project Baby 2』(2017年)
1位『Dying to Live』(2018年)
2位『Back for Everything』(2022年)
 本作からは、先行シングルとしてリリースした「スーパー・グレムリン」が2022年1月29日付チャートで5位まで上昇し、アルバムのプロモーションに繋げた。ソング・チャート“Hot 100”での最高位は、「ZEZE feat.トラヴィス・スコット&オフセット」(2018年)が獲得した2位だが、ゲストを含まない曲としては「スーパー・グレムリン」が自己最高位となる。その他、最高6位を記録したブレイク曲「トンネル・ビジョン」(2017年)の3曲がTOP10入りしている。
 今週も3位をキープしたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は、これでTOP10の滞在週を通算59週に更新し、カントリー・アルバムとしては先週58週で並んだテイラー・スウィフトの『フィアレス』を上回る、歴代最長記録を更新した。2000年以降、カントリー・アルバム以外の作品でTOP10滞在週が59週を超えたのは、アデルの『21』(84週)と、テイラー・スウィフトの『1989』(59週)の2作のみで、『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』は『1989』と並ぶ2番目の記録に達した。週間ユニットも、前週から3%増加の42,000に上昇している。
 先週2位にランクインしていた ガンナの『DS4Ever』は、前週から9%減少の38,000にユニット数を落とし4位に、 ザ・ウィークエンドのベスト盤『ザ・ハイライツ』も、ユニット数は3%増加の34,000に上昇したが、順位は4位から5位にダウンしている。ドレイクの『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』は、先週とほぼ同率の32,000ユニットを維持して7位から6位に上昇し、先週5位に再浮上した オリヴィア・ロドリゴの『サワー』は、2%減少の31,000ユニットを獲得して7位に下降した。
 続いて今週8位には、「ルール・ザ・ワールド」(1985年)のヒットで知られるイギリスのポップ・デュオ=ティアーズ・フォー・フィアーズの新作『ザ・ティッピング・ポイント』がデビューした。初動ユニットは31,000で、そのうち29,000がアルバム・セールス、1,500がアルバム・ストリーミング(週間204万ストリーミング)、トラックごとのユニットは500程度だった。セールスのみでは、今週最大の売り上げを記録している。
 『ザ・ティッピング・ポイント』は、前作『エヴリバディー・ラヴズ・ア・ハッピー・エンディング』(2004年)から約17年半ぶり、7枚目のスタジオ・アルバムで、TOP10入りは同8位を記録した『シーズ・オブ・ラヴ』(1989年)以来約33年ぶり、通算5週の1位をマークした『シャウト』(1985年)を含む3作目のランクインを果たした。なお、初登場の順位としては本作が記録した8位が自己最高位となる。
 昨年10月にリリースした先行シングル「ザ・ティッピング・ポイント」は、アダルト・オルタナティブ・エアプレイ・チャートで17位まで上昇し、『グッド・モーニング・アメリカ』や『ザ・レイト・ショー・ウィズ・スティーヴン・コルベア』などの米人気番組でのパフォーマンスよって、アルバムの注目度を高めた。
 今週は9位にもアヴリル・ラヴィーンの『ラヴ・サックス』が初登場していて、TOP10に3作がニュー・エントリーした。アヴリルは、本作『ラヴ・サックス』で以下に続く6作目のTOP10入りを果たし、これまでリリースした7作すべてをTOP15に送り込んでいる。
2位『レット・ゴー』(2002年)
1位『アンダー・マイ・スキン』 (2004年)
1位『ベスト・ダム・シング』 (2007年)
4位『グッバイ・ララバイ』 (2011年)
5位『アヴリル・ラヴィーン』 (2013年)
13位『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』(2019年)
9位『ラヴ・サックス』 (2022年)
 『ラヴ・サックス』の初動ユニットは30,000で、そのうちアルバム・セールスが19,000、アルバム・ストリーミングが10,000(週間1,261万ストリーミング)、トラックごとのユニットは1,000だった。昨年11月にリリースした先行シングル「バイト・ミー」は、ロック&オルタナティブ・ソング・チャートで最高13位を記録している。

Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月11日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ミラベルと魔法だらけの家』サウンドトラック
2位『Back for Everything』コダック・ブラック
3位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
4位『DS4Ever』ガンナ
5位『ザ・ハイライツ』ザ・ウィークエンド
6位『サーティファイド・ラヴァー・ボーイ』ドレイク
7位『サワー』オリヴィア・ロドリゴ
8位『ザ・ティッピング・ポイント』ティアーズ・フォー・フィアーズ
9位『ラヴ・サックス』アヴリル・ラヴィーン
10位『プラネット・ハー』ドージャ・キャット

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