レディー・ガガ、トニー・ベネットのラスト・ステージ放送後に妻スーザンを“時のレディー”と称賛
レディー・ガガ、トニー・ベネットのラスト・ステージ放送後に妻スーザンを“時のレディー”と称賛

 トニー・ベネットの最後のステージ・パフォーマンスとなった、レディー・ガガとの米CBS音楽スペシャル『One Last Time: An Evening with Tony Bennett & Lady Gaga』が、2021年11月28日に全米で放送された。

 レディー・ガガは、8月3日に収録されたこの番組のオンエア終了後にSNSを更新し、ベネットの妻スーザン・ベネデットへの感謝と賛辞の言葉を投稿した。彼女はステージ上のベネットとの写真と共に、「時の真の“レディー”は、スーザン・ベネデット」、「あなたとトニー、そして家族全員をとても愛しています。今夜のこと(を思い出すたびに)永遠に泣くでしょう」などと綴った。

 ガガとベネットは、米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で首位を獲得した2014年の『チーク・トゥ・チーク』で初めてコラボした。2021年9月にリリースされた、故コール・ポーターの楽曲を集めた2枚目のコラボ・アルバム『ラヴ・フォー・セール』は、【第64回グラミー賞】にノミネートされている。

 英BBC Radio 2の『The Zoe Ball Breakfast Show』のインタビューで、ガガはアルツハイマー病を患っているベネットとの最後のパフォーマンスは、特別なものだったと明かした。この時彼女は、「もしあなたが愛する(認知症などを患っている)人と一緒にいるなら、その人が子どもだった頃の音楽をかけてあげてください。そうすれば、その人が予想外の形で生き生きとしてくることを約束します。もちろん、誰もがそうとは限りませんし、それぞれのケースが異なり、人によって違いますが、その人はまだそこにいます。私の思いはあなたと共にあります」と語っていた。そして、「このアルバムは、彼がアルツハイマー病を患っている間に作られたもので、彼はアルツハイマー病を患いながら歌ったのですが、まだそうすることができました。彼には本当に驚かされました」と称賛している。