ハリー・スタイルズ、ライブ会場でファンの親へのカミングアウトをサポート
ハリー・スタイルズ、ライブ会場でファンの親へのカミングアウトをサポート

 先日、自身のライブでファンの恋愛相談に乗ったハリー・スタイルズが、今度はコンサート会場でファンが親にカミングアウトする手助けをした。

 2021年11月3日に【Love On Tour】の公演のため、米ミルウォーキーの会場でライブを行っていたハリーは、あるファンが掲げていた、「私のお母さんがセクション201にいます。カミングアウトを手伝ってくれませんか」と書かれたサインに目を止め、コンサートを中断して彼女の元へ駆け寄った。

 ネットに投稿された一連の動画では、ハリーがこのファンの母親を観客の中から探し出してから、ステージを駆け抜けてファンにマイクを差し出し、「やってごらん」と言っている様子が映っている。彼女が、会場にたくさんの人がいるからと躊躇すると、彼は、「知らなかったの?」と笑顔で冗談を言いつつ、「君が伝えたい?それとも僕が伝えようか?」と確認した。そして彼は、ハミングしながらステージを再び駆け抜け、ファンの母親がいるセクションの前に到着すると、「リサ!彼女はゲイだよ!」と高らかに宣言し、両手を大きく掲げた。

 スタジアムのカメラが、ファンの母親に向けられると、彼女は感極まった様子で涙を拭い、アリーナにいる娘にキスを投げた。少し間を置いてからハリーは、「この場の雰囲気を壊したくないけどさ、もう少し近くにいれば良かったのにね!あとで会えるよね、おめでとう、そしてありがとう!」と笑顔で述べた。

 このファンは、自分の視点から見たその瞬間のビデオをSNSに投稿し、キャプションにハリーへの感謝のメッセージを添えた。「永遠に心に残る瞬間です。私のために安全な場所を作ってくれてありがとう。ファンとしてあなたと一緒に成長させてくれてありがとう。自分が誰であるかを知る手助けをしてくれてありがとう。ありがとう」と彼女は綴っている。