クイーンのブライアン・メイ、ワクチンに関するエリック・クラプトンの“異なる見解”に言及「ワクチン反対派は変わり者」
クイーンのブライアン・メイ、ワクチンに関するエリック・クラプトンの“異なる見解”に言及「ワクチン反対派は変わり者」

 エリック・クラプトンが、新型コロナウイルスのワクチン接種を完了したことを観客が証明する必要があるコンサートには出演しないと発言した件について、クイーンのブライアン・メイが自身の考えを述べた。

 今年7月、クラプトンは「差別された観客がいるようなステージ」では公演をしないと明言し、「すべての人が参加できるような対策がなされない限り、私には公演をキャンセルする権利がある」と主張した。

 現地時間8月7日に英インデペンデント紙に掲載されたインタビューで、メイは「エリック・クラプトンが大好きです」と前置きし、「彼は私のヒーローです。しかし、彼は多くの点で私とは異なる見解を持っています。彼は、気晴らしに動物を撃ってもいいと考える人ですから、我々の意見は異なります。でも、私は彼を尊敬することをやめません」と述べた。そして、「ワクチン反対派の方には申し訳ないですが、彼らは変わり者です」と続けた。

 クラプトンは、アストラゼネカのワクチンを2回接種した後、「2度と演奏できないのではないか」と不安になったと以前語っていた。一方、2020年5月に心臓発作を起こし、3本のステント(人体の管状の部分を管腔内部から広げる医療機器)を入れ、ちょっとした“健康と運動オタク”になったメイは、新型コロナウイルスのワクチンの科学的根拠を支持している。

 彼は「ワクチン接種が有効であることを示すエビデンスはたくさんあります」と指摘し、「全体的に見て、ワクチンは非常に安全です。どんな薬にも副作用はつきものですが、ワクチンがあなたを殺す陰謀だと言いふらすのは、申し訳ないですが、私にとって変人以外の何者でもありません」と説明した。