テイラー・スウィフト、シモーネ・バイルズ選手をたたえる「私たち全員があなたから学んだ」
テイラー・スウィフト、シモーネ・バイルズ選手をたたえる「私たち全員があなたから学んだ」

 東京五輪でいくつかの種目を棄権したのち、2021年8月3日に開催された平均台でカムバックを果たした米代表のシモーネ・バイルズ選手を、テイラー・スウィフトが米NBCの最新プロモーション動画を通じてたたえた。

 シモーネをフィーチャーした映像に合わせて、テイラーは「私たちはヒーローに何を求めますか?」とナレーションをはじめ、「ヒーローに何を期待しますか?ヒーローに何を必要としていますか?私たちがヒーローに驚かされた時、どんなことが起きるでしょうか?世界の注目を浴びている時、すべての行動が大きな意味を持ちます。これは大きな重圧になり得ます。すべてを変えるチャンスにもなり得ます」と続けている。

 「この一週間、彼女の声はその才能と同様に重要でした」とテイラーは述べると、「彼女の誠実さは、長年彼女を象徴してきた完璧さと同じぐらい美しいものです。分かりませんか?それは今も変わりません。彼女は間違いなく人間です。それが彼女をまさにヒーローと呼びやすくしているのです。シモーネ・バイルズ、平均台で復帰、東京にて」という言葉で締めくくっている。

 【グラミー賞】を受賞したテイラーの2020年のアルバム『フォークロア』の収録曲「This Is Me Trying」が起用された映像には、シモーネが「メンタル・ヘルスを最優先させます、それこそ選手、人間として本当にどれだけ強いかを表しているからです」とインタビューで話す姿も写っている。

 この動画を引用したシモーネは、「泣いています。なんて特別なのでしょう。愛しています@taylorswift13」と反応している。するとテイラーは、彼女の投稿を引用し「あなたを見ていて涙が出ました。ここ何年間もあなたを見ることができてとても幸運に感じていますが、今週は感情的知性と苦境を乗り越える力の教訓になりました。私たち全員があなたから学びました。感謝します」と返信している。

 先週、米NBCは、テイラーがナレーションした体操女子個人総合のプロモーション映像を公開していた。この映像には、彼女の2020年のアルバム『エヴァーモア』からボン・イヴェールとコラボしたタイトル曲が使われていた。

 ジャスティン・ビーバーも、シモーネが棄権したことを受けて、「あなたが目の当たりにしている様々なプレッシャーを理解できる人はいないでしょう!面識はありませんが、棄権するというあなたの決断を心から誇りに思います」と彼女の決断を支持し、「私たちの“ノー”という言葉が“イエス”よりもパワフルなことが時にあります」とエールを送っていた。