故DMX、米ビルボード・チャートにおける足跡を振り返る 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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故DMX、米ビルボード・チャートにおける足跡を振り返る

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故DMX、米ビルボード・チャートにおける足跡を振り返る

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 ラッパーのDMXことアール・シモンズが、2021年4月9日に死去した。死因は薬物過剰摂取による心臓発作、享年50歳だった。

 過去20年間で登場した米ニューヨークのラッパーとして伝説的な人気を誇った彼は、米ビルボードのチャートにも大きな足跡を残した。ヒップホップ・レーベル/ブランドRuff Rydersの主力だった彼は、ラップ音楽が商業的に爆発的人気を得た1990年代後半から2000年代初期にキャリアの最盛期を迎えた。ジェイ・Zやエミネムなどのアーティストたちがヒットを量産する傍で、DMXも数々のアルバムを全米チャートに送り込み、『イッツ・ダーク&ヘル・イズ・ホット』(It's Dark And Hell Is Hot、1998年)、『フレッシュ・オブ・マイ・フレッシュ、ブラッド・オブ・マイ・ブラッド』(Flesh of My Flesh, Blood of My Blood、1999年)、『そして、Xが残った…』(...And Then There Was X、2000年)、『ザ・グレート・ディプレッション』(The Great Depression、2001年)、『グランド・チャンプ』(Grand Champ、2003年)が全て米ビルボード・アルバム・チャート”Billboard 200”で初登場1位を記録した。デビュー・アルバムから5作連続で首位発進したアーティストはDMXが初だ。

 その後も5作のアルバムをリリースした彼の遺作は、2016年のベスト・アルバム『The Best of DMX』となった。

 楽曲別に見ると、DMXは1998年から2008年の間に31曲を米ビルボード・R&B/ヒップホップ・チャート”Hot R&B/Hip-Hop Songs”に送り込んだ。最初の楽曲はフィーチャー・アーティストとして参加したマイク・ジェロニモ(Mic Geronimo)の「Nothin’ Move but The Money」で、1998年2月に46位で初登場した。TOP10入りしたのは、The Loxの「Money, Power & Respect」のフィーチャーとして、そして自身のヒット曲「Party Up (Up in Here)」の2曲だ。

 全米”Hot R&B/Hip-Hop Songs”におけるDMXの楽曲のチャート・パフォーマンスは以下のとおりとなっている。

1.「Party Up (Up in Here)」
  最高位8位(達成日2000年4月15日)
2.「Money, Power & Respect」The Lox feat. DMX & リル・キム
  8位(1998年4月25日)
3.「What You Want feat. Sisqo」
  11位(2000年9月30日)
4.「Get at Me Dog feat. Sheek of The Lox」
  19位(1998年3月14日)
5.「How It’s Goin’ Down feat. フェイス・エヴァンス」
  19位)1998年10月10日)
6.「Who We Be」
  16位(2001年11月17日)
7.「4, 3, 2, 1」LL・クール・J feat. メソッド・マン、レッドマン、DMX、カニバス&マスター・P
  24位(1998年1月24日)
8.「What’s My Name」
  23位(2000年1月29日)
9.「Money, Cash, Hoes」ジェイ・Z feat. DMX
  36位(1999年1月2日)
10.「X Gon’ Give It to Ya」
  23位(2016年3月5日)
11.「Where the Hood At?」
  24位(2003年9月27日)
12.「Do You」Funkmaster Flex feat. DMX
  34位(2000年12月9日)
13.「Come Back in One Piece」アリーヤ feat. DMX
  36位(2000年7月8日)
14.「Tear It Up」Yung Wun feat. DMX、Lil Flip&デヴィッド・バナー
  39位(2004年6月12日)
15.「Ruff Ryders’ Anthem」
  33位(1998年12月26日)

 DMXの”Hot R&B/Hip-Hop Songs”ランキングは、2021年4月10日までのチャートを基に算出した。No. 1が最大値となる逆ポイント・システムを採用し、時代とともに算出方法が変化しているため、チャートにおけるターンオーバー比率を考慮し時代ごとに調整している。


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