【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B「Up」がグラミー効果で首位浮上、自身5曲目のNo.1獲得 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B「Up」がグラミー効果で首位浮上、自身5曲目のNo.1獲得

Billboard JAPAN
【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B「Up」がグラミー効果で首位浮上、自身5曲目のNo.1獲得

【米ビルボード・ソング・チャート】カーディ・B「Up」がグラミー効果で首位浮上、自身5曲目のNo.1獲得


 カーディ・Bの「Up」が自身5曲目の1位を獲得した、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 2021年3月14日に開催された【第63回グラミー賞】でのパフォーマンスが反響を呼び、先週の6位から5ランクアップして首位に到達した「Up」。週間ストリーミングは2,270万再生で前週から若干減少しているが、セールスが96%増加の18,000、エアプレイも7%増加の3,490万回にそれぞれ上昇し、ランクアップに繋げた。デジタル・ソング・セールス・チャートでは、今週のSales Gainerを獲得して7位から3位に再浮上。エアプレイ・チャートでは17位から14位に最高位を更新し、ストリーミング・ソング・チャートでも順位は5位から3位に上昇している。

 「Up」は、R&B/ヒップホップ・ソング・チャートとラップ・ソング・チャートでもそれぞれ首位を獲得し、Hot 100と3冠を達成した。女性ソロ・アーティストがこの3つのチャートを制したのは、リゾの「トゥルース・ハーツ」(2019年)以来約1年半ぶりで、それ以前には2017年10月に自身のデビュー曲「ボダック・イエロー」が達成している。

 その2曲のほか以下の計5曲で首位を獲得し、女性ラップ・アーティストの最多記録をさらに更新したカーディ・B。フィーチャリング・アーティストがクレジットされていないNo.1ソングを2曲以上もつ女性ラップ・アーティストもカーディが初で、フィーメール・ラッパーの歴代記録を一気に塗り替えている。なお、ゲストとして参加したマルーン5の「ガールズ・ライク・ユー」を除く4曲は、ラップ・ソング・チャートでもそれぞれ1位を獲得した。

2017年「ボダック・イエロー」(3週)
2018年「アイ・ライク・イットfeat.バッド・バニー&J.バルヴィン」(1週)
2018年「ガールズ・ライク・ユーfeat.カーディ・B」マルーン5(7週)
2020年「WAP feat.メーガン・ザ・スタリオン」(4週)
2021年「Up」

 初めて首位を獲得した「ボダック・イエロー」から3年5か月の間に5曲を1位に送り込んだアーティストは、カーディ・Bの他にドレイクとアリアナ・グランデがいる。

 2月20日付チャートで2位に初登場してから登場5週目で首位を獲得した「Up」だが、下位から首位に到達したのは24kGoldnの「ムードfeat.イアン・ディオール」(2020年10月24日付チャート)以来5か月ぶりで、その間1位を獲得したその他のタイトルは、旧譜の「恋人たちのクリスマス」(1994年)を除き5曲いずれもNo.1デビューを果たしている。

24kGoldn「ムード feat.イアン・ディオール」(2020年10月24日~31日)
アリアナ・グランデ「ポジションズ」(2020年11月7日)
24kGoldn「ムード feat.イアン・ディオール」(2020年11月14日~28日)
BTS「Life Goes On」(2020年12月5日)
24kGoldn「ムード feat.イアン・ディオール」(2020年12月12日)
マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2020年12月19日)
テイラー・スウィフト「willow」(2020年12月26日)
マライア・キャリー「恋人たちのクリスマス」(2021年1月2日)
24kGoldn「ムード feat.イアン・ディオール」(2021年1月9日~16日)
オリヴィア・ロドリゴ「drivers license」(2021年1月23日~3月13日)
ドレイク「What’s Next」(2021年3月20日)
カーディ・B「Up」(2021年3月27日)

 90年代以前は1位に初登場した曲はなく、マイケル・ジャクソンの「ユー・アー・ノット・アローン」が初めて達成した1995年以降も年に数曲程度だったが、ここ数年はストリーミングやグッズのバンドルによる影響もあってか上昇傾向がみられ、昨年は年間の初登場首位獲得曲数が歴代最多の11曲を記録した。

 なお、アルファベット2文字のみで首位を獲得したのはリアーナの「S&M feat.ブリトニー・スピアーズ」(2011年)、ケイティ・ペリーの「E.T. feat.カニエ・ウェスト」(2011年)に続く3曲目で、&やドット、ゲストのクレジットを除くと「Up」が初のタイトルとなる。文字数としては、ブリトニー・スピアーズの「3」(2009年)に次ぐ歴代2番目の最短タイトル。

 先週4位に初登場したブルーノ・マーズとアンダーソン・パークによるコラボ・プロジェクト=シルク・ソニックの「リーヴ・ザ・ドア・オープン」は、「Up」同様【グラミー賞】でのパフォーマンス効果により今週2位に上昇し、最高位を更新した。ストリーミングは16%減少の1,940万再生、セールスも21%減少の21,000にそれぞれ数字を落としているが、ラジオのオンエア数が前週から65%増加の3,870万回に上昇し、今週のAirplay Gainerを獲得してエアプレイ・チャートで31位から12位に大きく順位を上げた。セールス・チャートでは2位、ストリーミング・チャートで4位、R&Bソング・チャートでは2週連続で1位をぞれぞれキープしている。

 一方、先週TOP3を独占したドレイクの新曲は、1位に初登場した「What’s Next」が4位に、2位の「Wants and Needs feat.リル・ベイビー」が10位に、3位の「Lemon Pepper Freestyle feat.リック・ロス」はTOP10圏外の31位に、それぞれ大きく順位を落とした。「What’s Next」は、ラジオのオンエア数が前週から45%増加の1,730万回に上昇していて、エアプレイ・チャートでは42位に初登場している。

 【グラミー賞】のパフォーマンス効果では、デュア・リパの「レヴィテイティングfeat.ダベイビー」も先週の13位から7位にTOP10復帰を果たしている。週間ストリーミングは12%増加の1,420万回、セールスは102%増加の12,000まで上昇。メドレーで披露された「ドント・スタート・ナウ」の両曲が収録された『フューチャー・ノスタルジア』も、今週のアルバム・チャート“Billboard 200”で6位から3位に再浮上した。


Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは3月26日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「Up」カーディ・B
2位「リーヴ・ザ・ドア・オープン」シルク・ソニック
3位「drivers license」オリヴィア・ロドリゴ
4位「What's Next」ドレイク
5位「セイヴ・ユア・ティアーズ」ザ・ウィークエンド
6位「ブラインディング・ライツ」ザ・ウィークエンド
7位「レヴィテイティング」デュア・リパfeat.ダベイビー
8位「ムード」24kGoldn feat.イアン・ディオール
9位「34+35」アリアナ・グランデ
10位「Wants and Needs」ドレイクfeat.リル・ベイビー


トップにもどる billboard記事一覧

続きを読む


おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事
あわせて読みたい あわせて読みたい