【ビルボード 2020年年間TOP Artists】Official髭男dismが上半期に続き総合首位 〈Billboard JAPAN〉|AERA dot. (アエラドット)

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【ビルボード 2020年年間TOP Artists】Official髭男dismが上半期に続き総合首位

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【ビルボード 2020年年間TOP Artists】Official髭男dismが上半期に続き総合首位

【ビルボード 2020年年間TOP Artists】Official髭男dismが上半期に続き総合首位

 2020年年間Billboard JAPANトップ・アーティスト・チャート“TOP Artists”で、上半期に引き続きOfficial髭男dismが総合首位を獲得した。

 総合ソング・チャート“JAPAN HOT 100”では、Official髭男dismは100位以内に11曲、全順位では32曲がチャートインし、総合アルバム・チャート“HOT Albums”では、100位以内に3タイトル、全順位では8タイトルが合算対象となった。HOT 100の11曲のうち、8曲が2019年または2020年にリリースされた楽曲で、HOT Albumsでは3タイトルのうち2タイトルがそれに該当する。19年以降、大きく飛躍を遂げたことが窺える結果だ。

 では同2位の米津玄師と3位のKing Gnuの場合はどうだろうか。米津玄師の場合、HOT 100では100位以内に4曲、全順位では42曲がチャートイン。HOT Albumsでは100位内に3タイトル、全順位では6タイトルが合算対象と、ヒゲダンと異なりHOT 100での合算対象曲が非常に多い。HOT 100での5曲のうち、19年または20年にリリースされた楽曲は3曲、HOT Albumsでは、3タイトルのうち1タイトルが該当。今回の総合2位は8月にリリースされた『STRAY SHEEP』がフィジカル、デジタル共に売れ続けていることが大きいとはいえ、18年より以前にリリースされた楽曲またはアルバムもまた訴求力を維持している。

 またKing Gnuの場合、HOT 100では5曲、全順位では31曲で、その内25曲が19年もしくは20年にリリースされている。HOT Albumsでは、100位以内に3タイトル全てがチャートインしていて、うち1タイトルの『Tokyo Rendez-Vous』のみ17年リリースとなる。ヒゲダン同様に19年以降に飛躍していることが分かる。

 これらから、楽曲がヒットし、続いてアーティストが認知されていくのがフロントラインの王道パターンとすれば、米津玄師はアーティストとしての認知が進み、ニュー・アルバムが大ヒットというプロセスを辿っていて、Official髭男dismとKing Gnuは、共にアーティスト認知のフェーズに既にあり、来るべきニュー・アルバムの大ヒットが期待される状況にある。

 このパターンに則って、前年39位から7位にジャンプアップしたLiSAを見てみよう。LiSA名義のみに絞ると、HOT 100では、100位以内に2曲、全順位で25曲が合算対象で、この2年でリリースされた楽曲はそのなかで17曲。HOT Albumsでは、100位以内に1タイトル、合算対象では3タイトルで、うち1タイトルが20年リリースで、他は18年リリースのベスト盤だった。これらから、楽曲認知のフェーズを過ぎて、ヒゲダンやKing Gnu同様に次のニュー・アルバムの大ヒットが期待される状況にLiSAがあることがチャートからも明らかだ。

 ではHOT 100で首位を獲得し、当チャート8位に初登場したYOASOBIとなると、HOT 100の100位圏内には4曲、全順位では7曲、全て20年リリースまたは21年リリース予定で、アルバムはまだリリースされていない。とすると楽曲認知からアーティスト認知へのプロセスにあることが分かる。では同10位(前年15位)のMrs. GREEN APPLEではどうか。HOT 100の100位圏内には5曲、全順位では28曲、この2年でリリースされた楽曲は12曲。HOT Albumsでは100位圏内には2タイトル、全順位では5タイトルで、100位圏内の2タイトルが共にこの2年でリリースされている。これらから、Mrs. GREEN APPLEはアーティストの認知のフェーズにあり、アルバムをコンスタントにヒットさせるアーティスト・パワーを既に備えていることがわかる。

 このように、YOASOBIのような新人、Mrs. GREEN APPLEに代表される中堅、米津玄師のようなフロントラインなどなど、それぞれのフェーズにあるアーティストが入り乱れるチャートとなった2020年。他指標に影響し得る総合ポイント牽引のトリガーとなったストリーミングがコンテンツ・マーケット全体を押し上げつつあり、ますます活性化の兆しが見えてきた。コロナ禍によりライブ・マーケットの縮小が余儀なくされる今日からアフター・コロナへ向けて、ヒット・チャートを賑わせる多様なアーティスト達がライブ・シーンを再び盛り上げる明日がきっと来ることだろう。


【Billboard JAPAN TOP Artists of the Year 2020】トップ10
1位 Official髭男dism
2位 米津玄師
3位 King Gnu
4位 あいみょん
5位 BTS
6位 嵐
7位 LiSA
8位 YOASOBI
9位 TWICE
10位 Mrs. GREEN APPLE


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