オーストラリアの才人ハリー・ホーネン、13年ぶりの新作を新プロジェクトSchmoとして発表
オーストラリアの才人ハリー・ホーネン、13年ぶりの新作を新プロジェクトSchmoとして発表

 オーストラリアの才人ハリー・ホーネン(Harry Hohnen)による新プロジェクト=Schmoが、ニュー・アルバム『Spring Story』を2020年10月2日にリリースした。

 Telefon Tel Avivを輩出した、米シカゴの名レーベル<Hefty>に在籍したVictor Bermonや、<WARP>からのリリースで知られるPVT/PivotのDave MillerとのユニットMiller And Fiamなど、様々な名義でテクノからフォークトロニカを横断するリリースを重ねた作曲家ハリー・ホーネンによる音楽シーンへの13年ぶりとなる復活作は、世界に散らばる景色や時間を切り取った美しいサウンド・コラージュ作品。

 街角のかすかな記憶、どこかでぼんやりと覚えている音、どこでもない場所の音をパッチワークしたかのようなそのサウンドは、タイムラプスの花のように、あるいは埃をかぶった古い家族の写真のように、時空を超えたノスタルジーを湛えている。「無から有への何かに繋がる場所を配置して、光を掴むことのできる空間を正しいやり方で作りたい」とホーネンが話すように、巧みにループするビネットと優雅な音の詩の中で、真摯に練り上げられた美しい春の物語となっている。

 アルバム・カバーは、彼の父親が描いた抽象画のシリーズを全面に配置した特殊紙ジャケット仕様で、アルバム全体にシームレスに配置された音像のはっきりとした色彩ともマッチする柔らかなビジュアルに仕上がっている。

◎リリース情報
アルバム『Spring Story』
<トラックリスト>
01. Bring Flowers
02. Overflow
03. January February
04. Crumbles Cookie Wise
05. Moszar
06. Gambit
07. Alphabetical
08. South from Here
09. Pears
10. Black Rook in Rainy Weather
11. Solomon
12. Hajos Utca
13. Alma Shuffle
14. North from There
15. Over and Out