ビヨンセ、黒人の経営者に向け追加で100万ドルを寄付
ビヨンセ、黒人の経営者に向け追加で100万ドルを寄付

 ビヨンセが、自身が設立したBeyGOOD基金を通じて、黒人がオーナーを務める中小企業に対し、追加で100万ドル(約1億600万円)を寄付することを発表した。

BeyGOOD基金は、「中小企業を強化し、黒人によるビジネスに経済力を与える」ことを目的に設立。第1回目の応募では20名の受給者に対し、1万ドル(約106万円)の助成金が寄付された。そして、今月下旬に第2回目の応募の受付が予定されている。

 ビヨンセは、4月に開催されたヴァーチャル・コンサート【One World: Together at Home】で、コロナウイルスのパンデミックが黒人系アメリカ人に与えた影響についてコメント。「新型コロナウイルスによって、全米では驚くほど高い割合で黒人が死亡している」と視聴者に訴え、黒人系アメリカ人が(新型コロナウイルスに感染の可能性が高い)エッセンシャルワーカーとみなされる労働に「不釣り合いに属している」と指摘していた。

 また、Black Lives Matter運動が始まるきっかけとなった警察によるジョージ・フロイド殺害後、ビヨンセは声明を発表。「私たちは、白昼に彼(ジョージ・フロイド)の殺害を目撃しました。私たちはショックで打ちひしがれ、うんざりしています。私たちはこのような(警察による)振る舞いを正常化してはなりません」と自身のウェブサイトに掲載した。さらに「人間の無意味な殺害を止め、これ以上有色人種を人間以下に見下してはなりません。これ以上、私たちは目をそらすことはできません」と綴った。

 なお6月、ブレオナ・テイラーが生きていれば27歳の誕生日にビヨンセはインスタグラムに正義を要求する投稿をし、フォロワーに請願書に署名するよう促している。ブレオナ・テイラーは3月、警察が彼女のドアを壊し、彼女がベッドで寝ているところを複数回撃って死亡させている。