ジル・スコット、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンの伝記映画の主役に
ジル・スコット、ゴスペルの女王マヘリア・ジャクソンの伝記映画の主役に

 【グラミー賞】受賞歌手で女優のジル・スコットが、伝記映画『Mahalia!』で主役のマヘリア・ジャクソンを演じることになった。今作で彼女は、音楽界から映画界へ進出し、批評家から絶賛される伝記映画に出演し、成功を収めてきたジェミー・フォックスとクイーン・ラティファとコラボレーションすることとなる。

 リチャード・ホカット、マーク・グールド、そしてトリシア・ウッドゲットが脚本を手がけた『Mahalia!』は、ダーリーン・ドンローの小説『マヘリア・ジャクソン』を原作にしている。契約の一部として、製作陣は「How I Got Over」、「His Eyes Are on the Sparrow」、「Move On Up a Little Higher」、「アメイジング・グレイス」、「Go Tell It on the Mountain(世界に告げよ)」を含む、マヘリア・ジャクソンの全カタログの権利を得ている。

 エグゼクティブ・プロデューサーとして、ジェイミー・フォックス、クイーン・ラティファ、彼女の長年のパートナーであるシャキム・コンペールとテレビ映画『ザ・クラーク・シスターズ』のエグゼクティブ・プロデューサーを務めたホリー・カーターに加え、ウッドゲットとホカットが名を連ねており、ウッドゲットとホカットはこのプロジェクトの話をカーターに持ち込んでいる。

 今回の発表のプレイス・リリースで、クイーン・ラティファは「これは非常に重要なストーリーであり、ジェイミーと一緒にこのプロジェクトに取り組むことを嬉しく思います。シャキムと私は“クラーク・シスターズ”のプロデュース・パートナーであるホリー・カーターと再びタッグを組み、マヘリアがゴスペル音楽の女王になった、その感動的な人生を共有することが今から楽しみです」と述べた。

 カーターは「ラティファとシャキムと再びパートナーシップを組むことができて感謝しています。それに、ジェイミーがチームに加わって興奮しています。“クラーク・シスターズ”と同じように、“Mahalia!”は力強く高揚する音楽によって信じることの大切さを描いた壮大な物語です。ジル・スコットは間違いなく完璧な配役です」と付け加えた。

 『Mahalia!』で、いかにマヘリア・ジャクソンが、世界で最も成功したエンターテイナーの一人になったかを演じるジル・スコットは、これまでタイラー・ペリー制作の『Why Did I Get Married』、テイト・テイラー監督の『ジェームス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』、米BETのドラマ『ファースト・ワイフ・クラブ』、米HBOのドラマ『The No.1 Ladies' Detective Agency』に出演している。

 今作のプロデューサー陣によると、マヘリア・ジャクソンは、アレサ・フランクリンのメンターとして知られており、またマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの「I Have a Dream」のスピーチのインスピレーションになったとされている。