フォール・アウト・ボーイ、地元シカゴに新型コロナ支援として約1,000万円寄付
フォール・アウト・ボーイ、地元シカゴに新型コロナ支援として約1,000万円寄付

 米イリノイ州シカゴ出身のバンドであるフォール・アウト・ボーイが、地元のCOVID-19レスポンス基金に10万ドル(約1,000万円)を寄付した。

 支援金は、バンドが2017年に立ち上げたフォール・アウト・ボーイ基金を通じて提供される。ピート・ウェンツは声明で、「シカゴは僕たちが育った街だ。あらゆる方法で恩返しをして、地域社会と前線にいる地元のヒーローたちを支援することが僕たちにとって重要だ」とコメントしている。

 シカゴ・コミュニティー・COVID-19レスポンス基金とは、シカゴ市とユナイテッド・ウェイ・オブ・メトロ・シカゴのパートナーシップで、シカゴの慈善団体、企業、個人による支援金を統合させ、新型コロナウィルスのパンデミックで過度の損害を受けた地域の人々への支援を行なっている。フード・バンクや、学校給食が唯一のまともな食事である生徒たちへの食事の提供、そして新型コロナの影響で失職した人々への支援などが焦点となっている。

 シカゴ市における新型コロナの感染者数は現時点で3,427人、死者が43人となっており、4月30日までイリノイ州全域に自宅待機命令が出されている。

 またウェンツは、「今はどんな思いやりの行動だって小さすぎることはない。愛する人と連絡を取り合おう。可能ならば大好きな事業者を支援しよう。緊張感と希望を持ち続けよう。全ての人がこれに影響されているのだから、協力して、世界が我々自身を大きくしたものだと考えることで勝つことができる」と呼びかけている。