ジェニーハイ、初ワンマンは大盛り上がり&アイナ・ジ・エンド(BiSH)も登場
ジェニーハイ、初ワンマンは大盛り上がり&アイナ・ジ・エンド(BiSH)も登場

 ジェニーハイの初となるワンマンツアーのファイナル公演が、2020年2月18日にZepp Divercity(Tokyo)で行われた。

 ドラム:小籔千豊、ベース:くっきー! (野性爆弾)、ギター&プロデュース:川谷絵音、キーボード:新垣隆、ボーカル:中嶋イッキュウ(tricot)から成る5人組バンド、ジェニーハイ。それぞれの方面で活躍中のメンバーは、多忙で中々スケジュールが合わず、ライブツアーを行ったのは初めて。昨年11月にリリースしたアルバム『ジェニーハイストーリー』もストリーミングを中心に好調の中、今回のツアーは各所でチケットが即日SOLD OUTとなった。

 本ツアーでは各会場にゲスト芸人がサプライズ登場。大阪には見取り図、名古屋にはなかやまきんに君。そして、東京公演には天竺鼠が登場し、漫才が終わると「ジェニーハイのテーマ」で自己紹介ラップをしながらジェニーハイのメンバーが登場。一人一人登場するたびに会場から大きな歓声があがり、冒頭から大きな盛り上がりを見せる。

 序盤はラップ曲からバンド演奏曲と次々と楽曲を披露していき、オーディエンスも手を揺らしながら徐々にヒートアップ。中盤には会場の客席から出てきたキーワードを基に即興で曲作りをするコーナーも。川谷絵音が楽曲のコード進行やリズムを即興で作り、他のメンバーがそれに応えていく。中嶋イッキュウがキーワードを基にした歌詞で歌い出すが、そこにくっきー!が乱入してくる、というメンバーに芸人がいるバンドならではの展開に爆笑を巻き起こしていた。

 後半は、おなじみの代表曲で盛り上げながら新曲も披露。そして終盤にアイナ・ジ・エンド(BiSH)をゲストに迎え「不便な可愛げ」を披露。結成して最初にリリースをした「片目で異常に恋してる」でライブ本編を締めくくった。

 アンコールの物販紹介ではメンバーの個性あふれるやりとりを繰り広げたあと、このツアーの直前に作られたという新曲「ジェニーハイボックス」を披露。最後は、アルバム『ジェニーハイストーリー』に収録されている名ウェディングソング「まるで幸せ」をしっとりと聞かせ大団円となった。

PHOTO:鳥居洋介

◎セットリスト
【ジェニーハイ ONEMAN TOUR 2020「みんなのジェニー」】
2020年2月18日(火)Zepp Divercity(Tokyo)
オープニングManzai(天竺ネズミ)
01.ジェニーハイのテーマ
02.愛しのジェニー
03.ランデブーに逃避行
04.ダイエッター典子
05.強がりと弱虫
06.ヘチマラップ
07.バレンタイン泥棒
~即興曲作りコーナー~
08.グータラ節
09.シャミナミ
10.プリマドンナ
11.東京は雨
12.良いんだって(新曲)
13.ジェニーハイラプソディー
14.不便な可愛げ
15.堅めで以上に恋してる
En.ジェニーハイボックス(新曲)
En.まるで幸せ