メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドが『テッド・バンディ』出演、場面写真公開
メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドが『テッド・バンディ』出演、場面写真公開

 映画『テッド・バンディ』のジェイムズ・ヘットフィールド(メタリカ)出演シーンの場面写真が公開された。

 12月20日から公開される『テッド・バンディ』は、1970年代アメリカで30人以上の女性を惨殺したとされる殺人鬼テッド・バンディの裏側に迫る作品。IQ160の頭脳と美しい容姿で司法やメディアを翻弄し、シリアルキラーの語源になったテッド・バンディは、3度死刑判決を受けるものの無罪を主張し、法律を学んでいた経験を活かして自らが弁護人となって法廷で抗弁を繰り広げた。テッド・バンディ役をザック・エフロン。テッド・バンディを愛してしまったヒロイン役をリリー・コリンズ、判事役をジョン・マルコヴィッチが演じる。

 ジェイムズ・ヘットフィールドが演じるのは、スピード違反を犯したテッド・バンディを捕まえるユタ州の警察官。不審なビートルを見つけたヘイワード巡査は、車を止めて職務質問を行ない、運転手に手錠をはめて警察署へ連行。車からは犯行に使用されたであろうバールやロープなどが見つかり、バンディ逮捕に繋がる大きな一手となった。劇中でのジェイムズはすごみのきいた表情でテッドに詰め寄り、被害者の面通しにも同席している。

 監督のジャー・バリンジャーは、メタリカを題材にしたドキュメンタリー『メタリカ:真実の瞬間』のメガホンを取っている。監督は「ボブ・ヘイワード巡査本人の写真を初めて見た時、”ジェイムズ・ヘットフィールドのぽっちゃり版だな“と思ったんだ」「数年前に”役者はどう?“と聞いたら、興味はあるけど挑戦したことはないと言っていたんだ。だから早速、彼に電話をして映画に出ないかと尋ねたら、すぐに話に乗ってきてくれた。それ程大きくない役だから撮影は2~3日で済むし、このくらいの役なら挑戦できると思ったらしい。すばらしい演技を見せてくれたし、メタリカのリードボーカルが撮影現場にいるというだけで、みんなも興奮ぎみだったよ」と語った。

◎映画情報
『テッド・バンディ』
2019年12月20日(金)公開
監督:ジョー・バリンジャー
脚本:マイケル・ワーウィー  原作:エリザベス・クレプファー『The Phantom Prince: My Life With Ted Bundy』
出演:
ザック・エフロン
リリー・コリンズ
カヤ・スコデラーリオ
ジェフリー・ドノヴァン
アンジェラ・サラフィアン
ディラン・ベイカー
ブライアン・ジェラティ
ジム・パーソンズ
ジョン・マルコヴィッチ
配給:ファントム・フィルム

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