アリシア・キーズ、ミゲルをフィーチャーした新曲「ショウ・ミー・ラヴ」初披露イベントレポートが到着
アリシア・キーズ、ミゲルをフィーチャーした新曲「ショウ・ミー・ラヴ」初披露イベントレポートが到着

 累計楽曲再生回数65億回、累計アルバム・セールス4,000万枚を誇るアリシア・キーズが、新曲「ショウ・ミー・ラヴ feat. ミゲル」をリリースし、同時にミュージックビデオも公開した。

 同曲には10月に初来日公演を控えているR&Bシンガーのミゲルがフィーチャリング参加しており、アリシアの通算7作目となるニュー・アルバムに収録される予定だ。ギター中心のシンプルなトラックに両者のシルキーな歌声が重なり、人生において経験する愛の様々な表情や感情の変化について語ったメロウなラブソングに仕上がっている。同時に公開されたミュージックビデオにはアリシア、ミゲルに加え、俳優のマイケル・B・ジョーダン、ゾーイ・サルダナとその夫であるマイケル・ペレゴ・サルダナが出演。3つの映像をそれぞれ7秒で撮影し、愛の明暗や自己愛などを表現したコンテンポラリー・ダンスを描いた、美しい映像に仕上がっている。

 アリシア・キーズの話題の新曲・MVのまさに公開前夜となる9月16日の夜、「没入型実験的音楽イベント」と銘打たれた新曲のお披露目パーティーがニューヨークのドルビー・ソーホーにて行われた。この会場はドルビー社が誇る音響技術を駆使した最高品質の音楽や映像を、様々な環境・製品下で楽しめる構造となっているのだが、プロジェクションマッピングなどを使ってアリシアの新曲とMVにどっぷり「没入」させてくれるという、ファンにはたまらない至福の空間。振る舞い酒や軽食ですっかりほぐれたオーディエンスの期待が最高潮に達した頃、満を持してアリシア登場! 簡単な挨拶と共にすぐに新曲「ショウ・ミー・ラヴ」のパフォーマンス。イベントに到着した時からすでに新曲がBGMとしてループでプレイされていたため、サビ部分も余裕の大合唱。

 ゲスト参加のミゲルが登場した頃には会場の一体感も最高潮に。アコースティックでメロウな愛の世界に酔いしれた後は、NYではお約束のあの曲「エンパイア・ステート・オブ・マインド」やその他、新旧のヒット曲をおまけでプレイ。ピアノの真横でアリシア母が終始笑顔で、全ての曲を一緒に歌っていたのがとても印象的だった。会場でリピートされていたインタビュー映像でアリシアと夫のスウィズ・ビーツは「愛のために何かを犠牲にしたり、愛する人と信頼を築くためには弱さも醜さもさらけ出す」と熱っぽく語っていたが、そんな夫婦や家族の深い愛に支えられつつ、「愛とはもらうものではなく実践するもの」というメッセージを地で行く、アリシアのひたむきさがビンビンと伝わってくるような、心温まるイベントだった。

文:渡辺深雪

◎「ショウ・ミー・ラヴ feat. ミゲル」ミュージックビデオ
https://youtu.be/vNf1tfEtfXI