【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ首位キープ、ポスト・マローン新曲7位デビュー
【米ビルボード・ソング・チャート】リゾ首位キープ、ポスト・マローン新曲7位デビュー

 リゾの「トゥルース・ハーツ」が2週目の首位をキープした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。

 2019年8月26日に開催された【2019 MTV Video Music Awards】でのノミネート&パフォーマンスに加え、 ダ・ベイビーをフィーチャーしたリミックスのリリースと、ダウンロードの値下げ効果もあり、先週トップに浮上した 「トゥルース・ハーツ」。ダウンロード数は前週から28%減の38,000まで落ちたが、ストリーミング・チャートでは、4位から3位に上昇(週間3,470万試聴)。エアプレイ・チャートでは、前週から6%増の1億390万回を記録し、4位を維持している。R&B/ヒップホップ・チャートとラップ・チャートでは、それぞれ3週目の首位をキープした。

 2週前1位を記録したショーン・メンデス&カミラ・カベロの「セニョリータ」は、エアプレイが好調で(週間1億950万回)今週もポイントを増加させての2位をキープ。3週前に自身初の首位獲得を果たしたビリー・アイリッシュの「バッド・ガイ」も、各ポイントはダウンしているが、前週に引き続き3位を死守している。

 リル・テッカの「Ran$om」は、先週の6位から4位に上昇し自己最高位を更新した。週間4,940万視聴を記録し、ストリーミング・チャートでは3週目の首位獲得を果たしている。今週のアルバム・チャートで4位にデビューした、ミックステープ『We Love You Tecca』のリリース効果を受け、同曲の注目もさらに高まったことがランクアップの要因。ストリーミングの上昇次第では、トップを狙える位置までこぎつけた。

 7位には、ポスト・マローンの新曲「サークルズ」が初登場。週間3,080万視聴を記録して、ストリーミング・チャートで5位、29,000ダウンロード記録し、デジタル・ソング・セールス・チャートでは2位にそれぞれデビューしている。

 ポスト・マローンのTOP10入りは通算8曲目で、そのうち 「サークルズ」を含む計6曲が10位内に初登場している。なお、首位獲得は「ロックスターfeat. 21サヴェージ」(2017年)、「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」 (2018年) 、そして今年1月に記録した「サンフラワーwithスウェイ・リー」の3曲で、初登場での最高位は「ロックスター」と「サイコ」が記録した2位。

 ポスト・マローンは、これで2019年度のチャートで通算5曲のタイトルをTOP10入りさせている。「サークルズ」と「サンフラワー」の他には、「ベター・ナウ」、「Wow.」、そして今週10位に浮上した「グッバイズ」の3曲がランクインした。この記録は、アリアナ・グランデが保持していた4曲を抜いての単独トップで、ドレイク、ホールジー、カリード、テイラー・スウィフトの4人が3曲で続いている。

 「ベター・ナウ」以外の今年TOP10入りした4曲は、9月6日にリリースされた3作目のスタジオ・アルバム『ハリウッズ・ブリーディング』からの先行シングルで、アルバムの初登場週である次週(9月21日付)のチャートでは、いずれのタイトルもランクアップが見込める。本作が、次週のアルバム・チャートで1位に初登場することはほぼ確実とされていて、アルバムの人気曲も次週のチャートで上位にランクインする可能性が高い。

 TOP10以下では、 ルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラヴド」が13位から11位へ浮上し、TOP10入り目前となっている。昨年11月にリリースされ、イギリス(全英チャート)やアイルランドでは既にNo.1獲得を果たしている。

Text: 本家 一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートは、9月13日以降掲載予定となります。

◎【Hot 100】トップ10
1位「トゥルース・ハーツ」リゾ
2位「セニョリータ」ショーン・メンデス&カミラ・カベロ
3位「バッド・ガイ」ビリー・アイリッシュ
4位「Ran$om」リル・テッカ
5位「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」リル・ナズ・X
6位「ノー・ガイダンス」クリス・ブラウンfeat.ドレイク
7位「サークルズ」ポスト・マローン
8位「アイ・ドント・ケア」エド・シーラン&ジャスティン・ビーバー
9位「トーク」カリード
10位「グッバイズ」ポスト・マローン